【ニュース・タイ】タマサート大学長 ヨーロッパで表彰される

 
タマサート大学の学長である Gasinee Witoonchart 准教授は、最近、欧州経営開発財団(EFMD)のフェロー、名誉会員、終身会員に選出された。
 
彼女は、東南アジア地域では唯一の名誉会員である。
 
EFMD は世界的な非営利団体で、ビジネススクールのランキングの決定要因として認められている欧州品質改善システム(EQUIS)の認定でも有名である。
 
フェローは、ビジネス知識と経営教育の発展への貢献に基づき選出される。
 
「EFMD は、グローバルなネットワークで活躍する可能性のある大学や企業の経営者のみを選出しているため、EFMD フェローに選ばれたことを
大変光栄に思います。フェローに選ばれたことで、私とタマサート大学は、学生のためのビジネス知識やカリキュラムの改善において、世界をリード
する他の大学とより密接に協力することができるようになります。」と Gasinee 准教授は述べた。
 
「EFMD と協力することで、トップ大学と知識を交換し、ビジネス教育やビジネス界の動向を常に把握しておくことができる。」と彼女は言う。
 
世界中のビジネススクールは、パートナーシップと学生交流プログラムの時代に突入している。
 
例えば、タマサート大学はフランス、オーストリア、イタリア、中国の大学とパートナーシップを結び、交流プログラムを実施している。
 
「毎年、交流プログラムを通じて200人以上の学生をこれらの大学に派遣しているが、その数を増やそうとしている。」
 
Gasinee 准教授は、タマサート大学は現在、Academic reputation の面で世界のトップ300大学へのランクインを目指していると述べた。
 
英国に拠点を置く教育・キャリアコンサルタント会社 クアクアレリ・シモンズ が 最近発表した Academic reputation では、同学は561-570位
にランクされており、昨年の651-700位から順位を上げている。
 
「私たちは、自らを高めるために、世界をリードする大学と、より多くのパートナーシップを形成する予定である。これが世界規模でのランキング
アップにも役立つ
と信じている。」と彼女は語る。
 
また、近い将来、タイの大学はタイの大学と競争するだけでなく、外国の大学との競争に直面することになることを確信しているとも述べた。
 

地域 アジア・オセアニア
タイ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
人材育成 高技能職業人材の育成