米国学生情報研究センターは10月15日、2020年秋学期の大学在籍状況に関する最新データを発表した。これによると、9月24日現在、準学士・学士
課程在籍者数は前年同期比4%減であることが明らかになった。
最新データは、高等教育機関の約54%からの報告に基づくもので、約22%からの報告に基づく前回調査時には、在籍者数は前年同期比2.5%減
とされていた。
学年別でみると、新入生数の減少率が最大で、前年同期と比較すると16%減となった。一方、大学院在籍者数は、前年同期よりも増加しているものの、
9月1日に発表された前回データと比較すると、増加率が1.3ポイント低下している。その他の主な結果は以下の通り。
- 4年制大学学士課程在籍者数は、公立大学で1.4%減、非営利私立大学で2%減。一方、コミュニティカレッジ在籍学生数は9.4%減で、
特に新入生数は前年同期比約23%減。 - 人種別にみると、コミュニティカレッジに在籍する黒人学生数は14%減であるのに対し、白人学生数は11%減。また、黒人男子学生数は21%減で女子学生の約2倍。
- パンデミック前から90%以上の学生がオンライン講座のみを受講していた大学では、学士課程在籍学生数が6.8%増で、大学院在籍学生数
は7.2%増。特に、これらの大学では、25歳以上の学生数が2018年秋学期は前年同期比6.3%減であったのに対し、2019年秋学期は
同5.5%増。
なお、米国学生情報研究センターの最新データは、こちらから閲覧可能。
10月15日
Inside Higher ED: Enrollment Continues to Trend Downward
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
大学・研究機関の基本的役割 | 教育 |
統計、データ | 統計・データ |