NAFSA:国際教育者協会は、労働市場分析会社のエムジ社と共同で、報告書「留学を通した世界的競争力のある人材開発 ~米国労働市場における
留学で得たスキルの価値~」を発表した。
これによると、留学を通して得られるソフトスキル及び国際スキルを必要とする求人が、2019年に約3,100万件あったことが明らかにされた。
主要スキルには、コミュニケーション、リーダーシップ、問題解決、時間管理などが含まれ、幅広い業界及び職業での需要があると分析されている。
しかし、留学プログラムに参加する米国人学生は非常に少なく、大学卒業者の90%は、世界経済における重要な役職に必要となるグルーバルなスキル・知識・
経験のないまま就職しているという。このため、同報告書では、質の高い留学プログラムへの参加をさらに奨励すべきと提唱している。
主な結果は以下の通り。
- 2017-18学年度に留学プログラムに参加した大学生の専攻分野は、STEM 分野専攻学生が全体の26%。
- 雇用主が期待する主要国際スキルは、文化の認識、外国語、多様性・文化に対する配慮など。
- Amazon 社やMicrosoft 社などを含む主要企業従業員は、留学経験者数が未経験者数を上回る。
- 2017-18学年度に多数の学生が留学プログラムに参加した大学は、ニューヨーク大学、テキサスA&M大学、テキサス大学オースティン校。
なお、本報告書は、こちらからダウンロード可能。
10月19日
The PIE News:Skills acquired during study abroad linked to US leadership positions
地域 | 北米 |
国 | アメリカ |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
大学・研究機関の基本的役割 | 教育 |
人材育成 | 学生の就職 |