【ニュース・フランス】2020年科学祭:注目のデジタルイベント

 
 新型コロナウイルス感染症に関連した特殊事情の中で、科学祭の重要性は高まり、科学に興味がある人や好きな人に向けてデジタルでの開催
を提案する。国立研究機構(Agence nationale de la recherche:ANR)は、高等教育・研究・イノベーション省が主催するこの29回目のイベント
に、研究機関に関することで協賛する。科学祭は、専門家と一般の人の交流を活発にする機会であり、科学の楽しみを伝え、共通の科学の知見や
文化を分かち合える。今年は、デジタルイベントが子供から大人まで用意されており、特に中継イベント、ビデオ、ドラマ、遊び、遊びながらの
授業がある。
 
2020年10月2日から11日まで毎日放送:Fred Courantとl’Esprit Sorcierが放送する「科学中継」

 
 この番組では、「地球自然」のテーマに関連するもの(これは現在の状況に応え、視聴者を人類と自然、人類の環境と生態系への影響、地球
を保護するための可能な道を考えるようにさせるもの)についての科学小話を紹介する。視聴者は、専門家と意見交換をし、質問をする。
ANRは、以下の3つのプログラムにおいて科学祭に参加する。

 
 1) Brigitte Zanda氏は、ANR FRIPON研究プロジェクトである隕石の観察と流星の研究ネットワークの統括責任者であり、10月5日月曜日、
  「宇宙の新しい眼」(副題:協力が科学をする)の番組の中でプロジェクトや市民科学の課題を説明する。

 
 2) ANRの科学責任者であるFlorence Jacquet氏は、10月10日土曜日、「Ecophyto計画(経済的に効率的な農業を維持しながら、フランス
  での農薬の使用を徐々に減らす計画)におけるロボット工学とセンサー」および「肥沃な未来の土壌」の課題を説明する。

 
 3) ANRの環境・生態系・生物資源部門副部門長のMaurice Heral氏は、10月11日日曜日、サルガッサム(海藻)の大量発生により直面する
  海洋問題についてのプロジェクトの説明を行う。
 
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ANR: Fête de la science 2020 : des événements numériques à ne pas manquer

地域 西欧
フランス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
その他 その他