7月初め、オランダのライデン大学科学技術研究センター(CWTS)が、世界の高等教育機関が行った学術研究を評価するランキングを
公表しました。*1) この評価は、Clarivate Analyticsのプラットフォーム「Web of Science」で公表されている論文をベースとし、
65の国の1176大学を対象としています。
サンパウロ大学(USP)は、研究の数とその影響力の大きさを評価するこのランキングで総合第7位に入り、USPのVahan Agopyan総長は
「USPで行われている研究が、その質、量とともに評価された証である」と述べています。*2)
また、国内外の他大学、企業との共同研究を評価するランキングでは13位に、研究結果の公開とオープンアクセスを評価するランキングでも
13位に入りました。
論文発表者の性別(ジェンダー)に関する評価では、全体で女性が占める比率の高さにおいてUSPは、ハーバード大学、トロント大学に次いで
3位となりました。
研究分野別の評価では、分野(生体医科学、生命・地球科学、数学・コンピューター科学、物理学・工学、社会学・人文科学)によって
ばらつきがあります(以下の表を参照)が、USP学術研究本部のシルヴィア・カヌト教授によれば、前年との比較では論文の量、質と
ともに向上が見られました。
参照リンク:
1) CWTS Leiden Ranking
2) JORNAL DA USP
表:「CWTS Leiden Ranking 2020」におけるサンパウロ大学の順位