【ニュース・中国】CNS三大学術誌における中国本土大学の掲載状況

 
『Cell』、『Nature』、『Science』(CNS)は、現在世界のトップの学術誌とみなされ、掲載論文も基本的に関連分野のトップの研究成果を代表している。
 
本記事では、『Cell』、『Nature』、『Science』の中国での2018年における状況について統計を取った。
 

注目されている学科:生物学、物理学、医学、化学

中国で掲載総数上位5位に入った大学と科学研究機関が盛んにおこなった科学研究活動と関連分野は、主として生物学、物理学、医学、化学に集中した。
 

論文掲載トップ5大学/機関

中国の研究者が第一著者として発表した論文の三大学術誌での掲載総数が上位5位の大学は、中国科学院(35)、清華大学(15)、北京大学(10)、復旦大学(8)、上海交通大学(5)と浙江大学(5)だった。このうち、中国科学院は三大学術誌での掲載総数で常にリードしており、『Cell』での掲載数は10本、『Nature』では16本で、『Science』での掲載数は清華大学と同じ9本だったが、その他の学術誌での掲載数はその他の大学を大きく上回り、いずれも第1位だった。中国科学院は、中国の自然科学で最高の学術機関、科学技術で最高の諮問機関、自然科学とハイテク総合研究発展の中心として、高い科学研究能力を示している。
 
次に、清華大学の中国国内研究者が三大学術誌で発表した論文総数は15本で、『Cell』が2本、『Nature』が4本、『Science』が9本だった。このうち、『Science』での掲載数が掲載総数の60%を占めた。そして、北京大学が第2位、復旦大学が第3位と続いた。このうち、北京大学の『Nature』での掲載数は5本で、掲載総数の50%を占めた。掲載数としては中国科学院の16本と差はあるが、他の4大学と比べるとややリードしている。さらに、上海交通大学と浙江大学は掲載総数でともに第5位、いずれも『Science』での掲載数が2本だった。
 
2019年1月30日
 
青塔:国内高校在CNS三大刊上的发表情况

地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
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