【ニュース・中国】清華大学学長が語る文系学部の整備:博士課程学生の削減と育成の質向上へ(2)

 
このほか、清華大学党委員会書記、文系学部工作指導グループ長の陳旭氏はこの会議で清華の文系学部の発展と建設に関して以下の三点の要求を
打ち出した。

 
第一に、文系学部発展の政治的属性、政治的要求への認識をさらに深め、引き続きマルクス主義の教えを堅持し、党の教育方針を全面的に履行し、
マルクス主義理論を他の学問に波及させる役割を効果的に果たす。

 
第二に、習近平総書記の要求を貫徹し、実行に移し、文系学部の発展において人材、成果、経験、手本を生み出せるよう努め、「旗印」や「模範」
となるべく努力する。

 
第三に、文系学部の教師陣の整備を強化し、緊張感を高め、関連の措置を着実に実行する。

 
会議では、各文系学部の責任者がそれぞれの学科の発展と課題についてまとめ、さらに国家戦略と清華の特徴、学科の規律に絡め、「十四次五か年
計画」建設計画の全体目標、発展の構想、重要任務などについて意見を交わした。このなかで、人文学院副院長の倪玉平氏は、人文学院は少数精鋭
で、各人が専門を持ちながら多芸でもあり、少数で多数に勝つという清華の文系学部の戦略を堅持すべきとしたほか、今後の発展ための要点と難点
について総括を行った。

 
公的な資料によると、清華大学の前身である清華学堂は1911年の創立である。1952年に全国の高等教育機関に対して学部調整が行われた際、清華大学
は工業系の総合大学となり、主に国家のために工学系技術人材を育てていたことから、「革命エンジニアのゆりかご」と称えられた。改革・開放後
は理系学部、文系学部、医学部、経済管理学部の再開や新設が相次いで行われた。

 
現在、同大学には計21の学部と59の学科があり、理学、工学、文学、芸術学、歴史学、哲学、経済学、管理学、法学、教育学、医学など11分野の学問
を学べる研究型総合大学となっている。

 
全国第四次学科評価によると、清華大学の計21の学科がA+の評価を得ている。その学科は以下のとおり。マルクス主義理論、化学、生物学、力学、
機械工学、計器科学・技術、材料科学・工学、動力工学及び熱物理学、電気工学、制御科学・工学、計算機科学・技術、建築学、水利工学、
核物理学・技術、環境科学・工学、都市・農村計画学、風景園林学、管理科学・工学、工商管理、公共管理、設計学。

 
2021/09/24


澎湃新闻: 清华大学校长谈文科建设工作:压缩博士生规模,提高培养质量


地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
行政機関、組織の運営 組織・ガバナンス・人事
大学・研究機関の基本的役割 質の保証
人材育成 学生の多様性