【ニュース・中国】国家教材委員会:「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」を盛り込んだ教科書の推進図る(1)

 

 
国家教材委員会は先ごろ『「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」の教科書への盛り込みに関するガイドライン』(以下、『ガイド
ライン』と略。)を印刷、配布した。国家教材委員会弁公室責任者が関連の問題について記者の質問に回答した。

 
1.『ガイドライン』制定の理由は?

 
答:第一に、中央の計画要求を徹底、実行するためである。中国共産党第19回全国代表大会では「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」
の総括・提案がなされ、党が長期にわたり堅持すべき指導思想として確立した。

 
第13期全国人民代表大会第1回会議で採択された憲法修正案では「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」が憲法に記載されることと
なった。「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」を深く徹底的に学ぶことは、全党全国が真っ先に為すべき政治任務である。

 
第二に、民族の復興という大任を担う時代の新人を育成する必要性からである。徳・知・体・美・労(働)が全方位的に発達した社会主義建設者とその
後継者を育成するためには、「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」で学生を理論武装させなければならない。

 
教科書は人間育成の媒体であり、党および国の意志が集約されたものであることから、魂を形成し人を育成する教科書の価値をさらに高め、「習近平
による新時代の中国の特色ある社会主義思想」を教科書に確実に盛り込み、統一的に編集し、系統的な指導要領を確立することが必要である。

 
2.『ガイドライン』制定の過程ではどういった取り組みを行ったか

 
答:『ガイドライン』の制定においては、次のような取り組みを重点的に行った。

  1. 関連の高等教育機関や専門機関に委託して、専門家、教員指導員、小中高の現場で教鞭をとる教員等から成る制定チームを組織した。
  2.  

  3. 制定チームで習近平総書記の一連の重要講話の主旨や関連著作を真摯に学んで理解し、中国共産党第18回全国代表大会以降の「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」の教科書への盛り込み状況を整理し、学習状況を分析し、要求を把握し、『ガイドライン』の初稿を起草した。
  4.  

  5. 広く中央の関連部門、関連高等教育機関、および著名専門家・研究者、関連教科の学習指導要領制定チームの専門家、教員指導員、現場の教員らから意見や提案を募集し、『ガイドライン』を修正し、さらなる補強を図った。
  6.  

  7. 関連部門に対し審議・審査を申請し、『ガイドライン』の正確性、科学性、権威性を確保した。

 
3.『ガイドライン』制定の基本方針は?

 
答:第一に、「何を盛り込むか」を明確にすることである。「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」は整然と体系化されており、厳密な
論理性を有し、内容豊かで、幅広く奥深い。

 
「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」の真髄を全面的に正しく理解するために、体系化と簡潔化、学習内容と範囲の明確化を図った。

 
第二に、「どのように盛り込むか」を計画することである。全学習段階を網羅し、垂直統合設計を強化し、教科や専攻の特徴と結びつけ、鍵となる教科、主要教科、その他の教科に分類して実施要求を示し、教科の水平連携が強化されるようにした。

 
第三に「どのように教えるか」を導くことである。学生の認知の発展における特徴を把握し、順を追った成長スパイラルを描けるようにしなければ
ならない。小学校では啓蒙、中学校では感覚体験と知識学習の融合、高校では実践体験と理論学習の融合、大学では理論的思考の形成、大学院では
探究の深化にそれぞれ重点を置く。

 
>>>次へ、つづく


澎湃新闻: 国家教材委:扎实推进习近平新时代中国特色社会主义思想进课程教材


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