【ニュース・中国】国家教材委員会:「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」を盛り込んだ教科書の推進図る(2)

 
4.「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」は内容が豊富で、思想が広く深い。『ガイドライン』では教科書
に盛り込む内容をどう規定しているか

 
答:『ガイドライン』では、「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」の核心的趣旨、理論と実践貢献、方法論、理論的品格、歴史的
地位を主な学習内容とすることが明確に規定されている。

 
核心的趣旨に関しては、「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」の基本方策である「八つの明確」「十四の堅持」の核となる内容が教科書
に十分に反映されていること
が求められる。

 
理論と実践貢献に関しては、新時代においてどのような中国の特色ある社会主義を堅持し発展させるべきか、中国の特色ある社会主義が説く重要な
理論的イノベーションと現実的意義をどのように堅持し発展させるべきかについての習近平総書記の考えを教科書でじっくり説明することが求め
られる。

 
方法論に関しては、教科書で習近平総書記の思想の弁証法的唯物論および史的唯物論の哲学的基礎を説き、戦略思考、弁証法的思考、歴史的思考、
法治思考、イノベーション思考、ボトムライン思考、そして系統的概念の基本的内容を紹介することが求められる。

 
理論的品格に関しては、習近平総書記の思想が顕彰する確固たる理想と信念、展開する真挚な人民への気持ち、貫く強い歴史的自覚、体現する鮮明
な問題志向、満ち満ちる恐れを知らぬ闘争精神、湛えられた天下を慮る深い情けを教科書で説明することが求められる。

 
歴史的地位に関しては、習近平総書記の思想がマルクス・レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論、「三つの代表」重要思想、科学的発展観の流れを汲む
とともに時代の流れに即してもおり、マルクス主義発展史、中華民族復興史、人類文明発展史においても特殊かつ重要な地位を有していることを教科書で十分
に説明することが求められる。

 
最後に、習近平総書記の地方勤務におけるイノベーション理念、重要実践、地方視察、学校での重要論述等も主な学習内容に含まれることを特に強調して
おきたい。

 
5.小学校から大学院に至る各学習段階の差異や段階性を『ガイドライン』はどう定義しているか

 
答:『ガイドライン』では、学生の認知の発展の規律に則り、順を追った成長スパイラルを描くべく、小学校、中学校、高校、大学、大学院という
異なる学習段階に応じた「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」の学習要求を提示している。

 
小学校段階では啓蒙・誘導に重点を置き、幼い心に愛党・愛国・社会主義愛の種をまいておく。中学校段階では感覚体験と知識学習の融合に重点を
置き、基本的政治判断と政治観の形成を促し、思想の基礎を固める。高校段階では実践体験と理論学習の融合に重点を置き、理性的な共感を促し、
政治的素養を高める。大学段階では理論的思考の形成に重点を置き、学理の認知から信念の生成への転化を実現し、使命感を強化する。大学院段階
では探究の深化に重点を置き、新思想を周知させ、解釈し、研究する素養と能力を形成し、完全理解を達成する。

 
6. 小学校から大学院に至るまでさまざまな分野の教科を学ぶが、『ガイドライン』ではどのような段取りが示されているか

 
答:『ガイドライン』では、学科の水平連携を強化し、鍵となる教科、主要教科、その他の教科という分類に即して「習近平による新時代の中国の特色
ある社会主義思想」を教科書に盛り込む際の要求を提示している。

 
政治思想教育は、教科書への盛り込みのメインルートかつ鍵となる教科であり、「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」を集中的に
講義する。哲学・社会科学は教科書への盛り込みの重要ルートかつ主要教科であり、専攻学群別に重点的に取り入れるべき主要学習内容および要求を
まとめ、テーマ別に「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」を講義する。理・工・農・医等その他の教科では、学科および専攻の特徴
と結びつけ、有機的に関連内容を取り入れ、人材育成と価値志向を強化する。

 
2021/08/24


澎湃新闻: 国家教材委:扎实推进习近平新时代中国特色社会主义思想进课程教材


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