【ニュース・中国】教育部:中国への留学事業が高レベル・高品質の段階へと発展

 
教育部はこのほど、2017年は中国への留学事業が着実且つ安定して推進され、引き続き留学生の規模が拡大すること、そして、留学希望者の構造が絶えず最適化されていることや、中国政府による奨学金が多くの学生を渡航させる要因になっていることから、中国への留学事業の発展状況が全体的に良好であり、高いレベルとクオリティで発展していると発表した。
 
データによると2017年には204カ国・地域から中国全国の31省・自治区・直轄市にある935の大学へ留学に来ており、中でも大学院生が7.58万人で2016年に比べ18.62%増加している。中国はアジア最大の留学生の渡航先となった。
 
2016年と比べると、留学生の出身国上位10位は安定した中にも変化がみられ、上位から順に韓国、タイ、パキスタン、米国、インド、ロシア、日本、インドネシア、カザフスタン、ラオスとなった。また、一帯一路沿いの国・地域等からの留学生も31.72万人となり、留学生総数の64.85%を占める。
 
また、中国政府からの奨学金を受けて中国に留学した学生数は180か国5.86万人に達し、総数の11.97%を占めた。このうち歴史を学ぶ学生は5.16万人で奨学金を受領する留学生数の88.02%を占める。
 
注目すべきところでは、中国に来て学ぶ留学生で文系が全体に対して占める割合が48.45%、工業・管理・理科・芸術・農業といった分野を学ぶ留学生も顕著に伸びがみられ、増加率は20%を超える。このほかに、自費留学生が43.06万人に達し、留学生数全体の88.03%を占める。
 
2018年3月30日
 
中国教育和科研计算机网:来华留学工作向高层次高质量发展[来源:教育部]
 

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