高等学校の基礎研究について更に推進、新機軸を打ち出していくために、このほど教育部は『高等学校の基礎研究における珠峰(チョモランマ/エベレスト)計画』を発表した。
【チョモランマ計画:三段階の発展目標】
第一段階:2020年までに大学の基礎研究全体のレベルを大幅に引き上げ、最先端科学センター、主要な技術インフラ、国家の重大な科学技術イノベーション基地を建設し、世界的に影響力を持つ優秀な人材とチームを集め、重大なオリジナルの科学成果を取得し、いくつかの学科は世界トップクラスの上位に入るよう支援する。
第二段階:2035年までに、大学の基礎研究レベルを飛躍的に向上させ、国際的なリーダーシップをもつ機関を設立し、主要分野で学術のリーダーシップを担うような将来性と国際的観点を備える戦略的科学者のグループを育成。その分野を世界トップクラスに引き上げ、世界の科学技術の発展と人類の文明進歩に重要な影響を与えるオリジナルの科学成果を生み出す。
第三段階:今世紀の中頃までに、大学で世界の学術の発展をリードする新機軸を打ち出し、重要分野で未来の発展をリードする新しい方向性や新学科を形成し、国際的トップレベルの科学の巨匠を育成し、科学技術強国・教育強国の建設のための支えになる。
といったものである。
ほかにも同計画では、4つの “核心任務” を掲げる他、数学や物理あるいは薄弱な基礎学科にも取り組み、基地となる場所の建設や新入生募集の指針など人材の配置上の強化を行うなどとしている。
2018年8月2日