【ニュース・中国】南開大学、貧困地域向けの募集定員を大幅増加

2016年7月28日で、南開大学は農村貧困地域に向けた「定向募集(※1)」の計画(国家貧困対策特別計画)と「揚帆計画(※2)」による選抜が全て終了し、選抜された貧困地域の学生数は大幅に増加した。
上記の2つのプロジェクトにより全国27の省級行政区から計307人が選抜された。国家貧困対策特別計画で選抜された受験生は230人で去年より10人増え、「揚帆計画」で選抜された受験生は77人で去年より10人増えた。また、この2つの計画の増加幅は合わせて28%に達した。
「揚帆計画」の選抜率を向上させるため、南開大学は今年当初計画の選抜方式を調整し、本来の合格ラインを基準とする選抜方式から、受験生の大学入試の点数及び省ごとの募集計画による選抜方式に変更した。これにより、より多くの農村部の貧困地域の受験生が南開大学入学の夢を叶えられることになる。

 

※1:定向募集…高等教育機関などで学生を一定の地区から募集し、卒業後は元の地区に戻って就職させる制度
※2:揚帆計画…農村出身の学生に向けての独自の学生募集計画

 

(2016.7.30:中国青年報)

地域 アジア・オセアニア
中国
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 教育
人材育成 入試・学生募集