【ニュース・中国】中国共産党中央委員会弁公庁・国務院、『科学研究における誠信建設の更なる強化に関する若干意見』を発表

 
中国共産党中央委員会弁公庁、国務院弁公庁がこのほど、『科学研究における誠信建設の更なる強化に関する若干意見』を発表したことが2018年5月30日分かった。科学研究の誠信の制度化をさらに推進するなどの計画を打ち出した。
 
今回発表された意見は、科学技術のイノベーション環境の最適化を目標とし、科学研究の誠信の制度化の推進をもって重点とし、科学研究誠信任務組織構造の健全化と改善をもって保障し、予防と懲罰を並行して進め、自律と監督を重視し、抜け道のない、網羅した、容赦しない態度を堅持し、科学研究の誠信要求に背く行為を厳しく取り締まるとしている。
 
共同建設、共有、共同管理といった科学研究の誠信建設の新構造の形成に尽力し、誠実で信義を守る、真理を追求する、イノベーションを尊ぶ、模索を奨励する、高峰へ勇敢に挑む良好な雰囲気を作り出す、世界科学技術強国の建設に強固な社会文化の基礎を打ち立てる、という。
 
意見は、科学研究の誠信要求に背く重大な行為を厳しく取り締まり、科学技術部が自然科学論文の捏造の監督管理を、中国社会科学院が哲学社会科学論文の捏造の監督管理を担当する、とある。容赦しない態度を堅持し、科学研究の誠信要求に背く重大な行為を厳しく取り締まる高圧的な姿勢を保ち、厳格に責任を追及する。終身追及制度を確立し法律法規に従い、科学研究の誠信要求に背く重大な行為に対し一生追及し、見つけたら即調査と処理を行うとしている。また、相対的要求として、科学研究の誠信管理任務組織構造と責任体系を十全にする、科学研究活動の全プロセスで誠信管理を強め、情報化の建設を進めるといったことの保障や措置は具体な特定部門が担当する。
 
2018年5月31日
 
新华网:中办、国办印发《关于进一步加强科研诚信建设的若干意见》
 

地域 アジア・オセアニア
中国
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