【ニュース・中国】孫春蘭副総理、教育部試験センターで2018年大学入試準備作業を検査

 
大学入試試験を控え、中国共産党中央政治局委員・国務院副総理の孫春蘭氏が教育部の試験センターを訪れ、2018年の大学入試準備作業を検査し、指揮システムを通じて試験場のことや試験用紙の保管など把握、また、関係部門や関係者の労をねぎらっていたことが、2018年6月5日分かった。
 
孫春蘭副総理は、2014年から始まった新しい入学試験制度の改革はプラスの成果を上げており、現在、「総合素養教育の推進、教育の公平性の促進、科学的人材選抜に役立つ」という改革の方向性をしっかりと捉え、「成績第一」、「詰め込み教育」といった社会を反映して際立った問題への解決に尽力していると強調。また、「立徳樹人(道徳重視の人材育成)」という根本的任務を実行し、試験内容の改革を積極的に推進し、総合素養と能力に鑑みた考査を強調し、大学入試(改革を)をリードしていかなければならない。大学入試の総合改革を着実に拡大し、種類別試験、総合評価、多様な受験生の登録様式を徐々に形にして、学生の全体と個性の発達を促進していく、とのことである。
 
孫春蘭副総理は、大学入試の安全と安定を維持することは、各級の中国共産党委員会政府の重大な政治的責任だと指摘。「各地方や各関連部門は入念な案配や措置の細分化を行い、大学入試の安全で順調な実施を確保しなければならない。試験の安全防御線をしっかりと構築し、試験問題と答案用紙の安全と試験会場の安全を確保し、試験の風紀を厳粛に管理し、ハイテクなカンニングや集団での不正行為などの犯罪行為を厳しく取り締まるように。これは、大学入試組織業務の最低ラインであり、万に一にも失敗もないよう努めなければならない。」と指摘した。
 
2018年6月6日
 
中国教育和科研計算机網:孙春兰在教育部考试中心检查2018年高考准备工作[来源:新华社]
 

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