【ニュース・中国】上海大学など中国本土の高等教育機関19校、THEインパクトランキングにランクイン

 
新京報電 4月21日、タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)は「THE大学インパクトランキング2021」を発表した。同ランキングは
世界大学ランキングとは異なり、高等教育機関のSDGs(持続可能な開発目標)への取組みに注目したものだ。今回のランキングでは、上海大学、
同済大学、蘇州大学等、中国本土の19の高等教育機関がランクインした。

 
「THE大学インパクトランキング2021」には、国連のSDGsが掲げる17の目標(ゴール)と総合ランキングの計18項目がある。SDGsには
「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「すべての人に健康と福祉を」「質の高い教育を皆に」「ジェンダーの平等を実現しよう」「安全な水と
トイレを世界中に」等の目標がある。

 
総合ランキングでは、上海大学が94位で中国本土の高等教育機関としてはトップに立った。他に総合ランキングに入った中国本土の高等教育機関
は、同済大学、蘇州大学、汕頭大学、広東工業大学、北京理工大学、対外経済貿易大学、西南交通大学、中国石油大学(北京)、揚州大学、
南京師範大学、南華大学、北京工商大学であった。

 
上記の高等教育機関以外にも、中国本土の高等教育機関6校が17 のSDGs目標別ランキングにランクインした。温州医科大学は「すべての人に
健康と福祉を」で56位、華南師範大学、上海師範大学は「質の高い教育を皆に」でそれぞれ57位、101~200位、南方科技大学、天津工業大学は
「安全な水とトイレを世界中に」でそれぞれ65位、101~200位、中国石油大学(華東)は「産業と技術革新の基盤をつくろう」で99位に入った。

 
4月22日、中国石油大学(北京)は微信(Wechat)の公式アカウントを通じ、「双炭」目標(脱炭素化に向けた2つの目標。[訳注:2030年まで
に二酸化炭素排出量をピークアウトさせ、2060年までにカーボンニュートラルを達成する])を踏まえた、エネルギー産業の構造転換と高度化、
および近代的エネルギー体系の構築と提供における同校の方針と行動の成果が「THEインパクトランキング」に反映された、とコメントを発表した。

 
このほか、温州医科大学も、近年、積極的に医療・公衆衛生・健康サービスを展開し、特に近視抑制国家戦略等においてリーダーシップを発揮
してきたことから、「すべての人に健康と福祉を」の項目で優れた影響力を発揮することができたとのコメントを発表した。

 
2021/04/22


新京报: 上海大学等19所中国大陆高校登泰晤士高等教育世界大学影响力榜


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