2019年6月19日、ソルボンヌ大学においてフランス国立科学研究センター（Centre national de la recherche scientifique：CNRS）・フランス国立医学研究所（Institut national de la santé et de la recherche médicale：Inserm）・フランス国立情報学自動制御研究所（Institut national de recherche en informatique et en automatique：Inria）・コンピエーニュ工科大学（Université de technologie de Compiègne：UTC）・国立自然史博物館・ビジネス経営ヨーロッパ研究所（Institut européen d’administration des affaires：INSEAD）・国立開発研究所（Institut de recherche pour le développement：IRD）というソルボンヌ大学協定でまとめられた機関が、 パリ総合病院（Assistance publique – hôpitaux de Paris：AP-HP）とフランス原子力・代替エネルギー庁（Commissariat à l’énergie atomique et aux énergies alternatives：CEA）との協賛で、ソルボンヌ人工知能センター（Sorbonne Center for Artificial Intelligence：SCAI）を開設した。
 
この学際的な人工知能についての研究・教育センターは、将来の科学の挑戦に彼らが持つノウハウによって応えるためものである。SCAIはデータ科学や高スピード計算、数学・情報・ロボット・気候や生物多様性・健康・経済・人間の情報活動に関する人工知能研究の各研究分野を活用し、総合的に研究を行う。そのためには工業界（その業界のトップであるATOS、Thales、Totalなど）の協力が必要である。専門技術やノウハウのやり取り、共同プロジェクトの組み立て、健康データバンク（Entrepôt de Données de Santé：EDS）へのアクセスの簡便化（ファストトラック）、研究者・学生の流動性、そして更に情報伝達・識別行為のため、ソルボンヌ大学はAP-HPと合意、調印した。
 
2019年6月19日
 
Lancement de SCAI : un centre de l’intelligence artificielle au coeur de Sorbonne Université