2019年6月27日、「高等教育・研究におけるデジタル転換」に関する研究について、フランス国立農学研究所(Institut national de la recherche agronomique:INRA)とフランス農学・獣医学・森林学研究所(Institut agronomique, vétérinaire et forestier de France:Agreenium)から発表があった。
情報機器の利用について起こりうる進化を様々な角度から見ることで、将来高等教育・研究に予想される4つのシナリオを作って明らかにし、デジタルに関する研究が受け入れられない場合、次世代のデジタル機器が、社会に受け入れられるような確かな戦略を作っていかなければならい。
デジタル機器・ビッグデータ・人工知能・知識体系の自動化が進むことによって、今後数年間で高等教育・研究の現場で新たな事象が発生するだろう。それゆえ、INRA、Agreeniumは高等教育・研究とデジタルとの関係について、4つのシナリオによってこれからの見通しを立てた。
この4つのシナリオについて、まず考えなければならないのは、世界基準でのGAFAM(Google、 Apple、 Facebook、 Amazon、 Microsoft)の強い権力と「知識の情報資本主義」である。これらのデジタル巨人は科学の編集機能だけでなく、人工知能の最も重要な位置を占めるために高等教育研究のデータの全てを吸収してしまうことが想定される。
2019年6月27日
Quelle transition numérique pour l’Enseignement supérieur et la Recherche ?
【ニュース・フランス】高等教育・研究におけるデジタル転換とは?
地域 | 西欧 |
国 | フランス |
取組レベル | 大学等研究機関レベルでの取組 |
大学・研究機関の基本的役割 | 教育、研究 |
レポート | 海外センター |