【ニュース・フランス】生物多様性と気候変動についての国際プロジェクトの公募

 
20ヶ国の協力によって、国立研究機構(Agence nationale de la recherche:ANR)は2019年9月初め、国内外を問わないBiodivERsA (ERA-NET BiodivClim)のネットワークを使った新たな公募を開始する。
 
この試みの目的は、国をまたぐ生物多様性に関する研究を推進することにある。生物多様性の減退 や生態系の機能変化、また「エコシステムサービス」の破壊が過去にない速さで、ヨーロッパに限らず世界レベルで進んでいる。これらの被害は、世界の自然だけではなく社会全体に影響を及ぼす問題である。生物多様性に関する科学を支えていくことは、社会や世界の大きな問題を解決することにつながっていく。
 
この将来的なプロジェクト公募の目的は、「生物多様性と気候変動」をテーマとした国際協力プロジェクトの発展を支えることである。
 
この公募の協調的4つのテーマは以下の通り

  1. 気候変動の生物多様性や社会の中の自然に対する影響
  2. 過去の気候-生物多様性への効果メカニズム
  3. 気候変動を和らげるまたは順応するための自然について妥当な解決策(自然ベースの解決策)のポテンシャル
  4. 生物多様性・気候・他の関連分野・変化の原因について、政府との協調

 
2019年6月21日
 
Préannonce : un futur appel à projets internationaux sur la biodiversité et le changement climatique
 

地域 西欧
フランス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
レポート 海外センター