欧州研究評議会（ERC）は、上級研究者を対象とする「ERC アドバンスド助成金2020」公募の結果を発表した。国立科学研究所（CNRS） は
14の助成金のホスト機関である。

 
ERC はHorizon 2020 プログラムの枠組みの今年の公募において、209人の研究者に、合計5億7百万ユーロの「アドバンスド」助成金を提供する。
これらの助成金は、自分の専門について国内外で認められた科学者が、その分野や他の分野への新しい道を開くがリスクの高い革新的なプロジェクト
を実行することを可能にする。

 
5年間で、これらのプロジェクトにはそれぞれ最大250万ユーロの予算が組まれている。特定の研究者を対象としたこの助成金は、「スターティング」
助成金や「コンソリデーター」の後に位置するものである。

 
今年は、助成金採択者の23％が女性研究者であり、候補プロジェクトにおける女性の割合は22％であった。2678の候補プロジェクトの7.8%が、
ヨーロッパの国や関連する14カ国の大学、研究センター、企業と連携しながら財政支援を受けた。

 
受賞した14のプロジェクトのホスト機関であるCNRSは、ケンブリッジ大学 や ブリストル大学 よりも多く、ヨーロッパ一のホスト機関である。

 
2010年のプログラムの創設以来、合計151の助成金が採択され、この公募において最も多くの受賞者を輩出している機関である。

 
6つプロジェクトの受賞者はCNRSとそのパートナーの共同ユニットからで、フランスの受賞者は22人である。

 
CNRSがホストする14のプロジェクトのうち、4つは生命科学、3つは物理学と工学、3つは宇宙科学、3つは化学、1つは人文社会科学である。

 
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CNRS：　14 bourses ERC « Advanced » 2020 pour le CNRS