【ニュース・フランス】第1回学術フォーラムe-FRAN:Frédérique Vidal大臣のスピーチ

 
ほぼ1年前にラベリングされ、立ち上げられた22の壮大なプロジェクトのすべてをまず、思い出す。その後、300の学校、24の地方自治体、58の研究機関、25の高等教育機関、およそ20の企業が関与するアクターの重要性を思い起こさせる。最終的には、プロジェクトに従うことによって初めて、これが重要なプロジェクトであることを認識し、私たちがそれに寄り添い、プロジェクトを推進してみることが重要であることに留意しよう。それがこの会議の目的であるから。
 
e-FRANの取り組みは不可欠である。なぜなら、学校は社会的変革の中心となるもので、子供たちが将来住む世界への準備をし、自由に、情報に基づいた責任ある選択を行うことができ、経済、環境、社会、文化の大きな変化の渦の中でたくましく生きる21世紀の市民になるために必要であるから。
 
しかし、これらの激動のどれもデジタルにとって奇異なことではない。子供たちがこのデジタル環境で「生きていく」ことができるよう訓練する必要がある。理解し、予測し、分析し、そして時には用心しながらデジタルを使用し、常にその制御を自分のものとする。
 
デジタル教育にどうやって転換するか、それがe-FRANイニシアティブによって提起された最初の課題である。デジタル技術はわれわれの教育実戦の場に組み込まれることで、

  • 旧来の教授法にはそぐわない人々をも説得する革新的な教授法を開発し、
  • お互いの視点にある「蓄積された」知識を伝播し、
  • 知識とスキルの向上をはかることができる。

 
学生のオリエンテーションと成功に関する法案は、実際に初等中等教育と高等教育とを再び結びつけ、両方の世界は何も共有していないかのような事態はなくなるだろう。実際には、それらはもっとも重要なことを共有しており、多様性と豊かさを保ちながら、若者をできるだけ最高の状態に導くことがわれわれの任務である。
 
【e-FRAN】
3,000万ユーロのe-FRANプロジェクト(Espaces de formation, de recherche et d’animation numérique:トレーニング、研究、デジタル技術による教育指導スペース)の募集はPIA 2(Programme d’Investissement d’Avenir 2:未来への投資第2弾)の一部である。教育関係者とそのパートナーが研究を基盤として、「デジタル革新教育地域」を創生したいという意思に応える学校改革プロジェクトである。
 
2018年1月11日
 
Premier colloque scientifique e-FRAN : intervention de Frédérique Vidal

地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組
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大学・研究機関の基本的役割 教育
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