【ニュース・フランス】性とジェンダーに基づく暴力(VSS)の状況に対処するための全国的なトレーニングの開始 – 2022-2023年

 
「高等教育・研究における性とジェンダーに基づく暴力と戦うための国家計画2021-2025」の一環として、高等教育・研究省は、すべての機関に対し、性とジェンダーに基づく暴力(VSS: Violences Sexuelles et Sexistes)に対処するための研修会を提供している。

 
性とジェンダーに基づく暴力と戦うための政策において、研修制度は大きな課題である。このため、「高等教育・研究における性とジェンダーに基づく暴力と戦うための国家計画2021-2025」においては、高等教育・研究コミュニティ全体に対して、このテーマに関する研修と啓発を行うことを定めている。

 
VSSに対処する関係者、すなわち通報制度のメンバーやこれらの状況の懲戒処分に関わるスタッフは、この研修の最も優先される対象者である。このため、同省では、すべての高等教育・研究機関(公立・私立を問わず)を対象とした研修会を開催している。

 
2022-2023年のトレーニングモジュール
国家計画の一環として、今年は3つのトレーニングモジュールが提案されている。

  • 2020年3月13日の政令2020-256号に基づき、暴力や差別の通報に携わる人々(通報制度のメンバー、イクオリティ・ミッション、学生リレーなど)のためのモジュール。VSS-Formationネットワークによって運営される。
  • VSSの懲戒処分に関わる人々(懲戒担当課の課員、法務部、人事部、学長職)のためのモジュール。JuriSupネットワークが運営する。
  • 内部行政調査に携わる人のためのモジュール。教育・スポーツ・研究総合監察局(IGESR)のVSSに関する常設ミッションが運営する。

 
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Ministère de l’Enseignement supérieur: Lancement des formations nationales sur la prise en charge des situations de VSS – 2022-2023


地域 西欧、EU
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
人材育成 研究人材の多様性