2017年10月30日に発表された学生計画はbac-3からbac+3までの真の連続性を確保するための諸条件を作りだし、第1段階(学士課程)の再編に高校での進路指導強化を統合するため実施されるものである。この実施のために、Parcoursupプラットフォームが提供する大学入学前登録手続きにより、高校生が利用可能な養成課程の特徴、とくに各養成の開始時に前提条件として期待される知識とスキルを知ることができる。
これらの「期待」に関する共通理解を表明するため、高等教育・研究・イノベーション省(Ministère de l’Enseignement supérieur, de la Recherche et de l’Innovation :MESRI)、国民教育省(MEN)、大学長会議(Conférence des Présidents d’Université:CPU)、グランゼコール会議(CGE)、フランス工科大学校長会議(CDEFI)は、本日、学生の成功のための「期待される」養成の共通実施憲章に署名した。
この憲章を通じて、各署名者は、期待の国家的枠組みの草案作成に至る原則を表明し、この教育的ツールの共通理解を共有する。
国家枠組みそのものは、近日中に公開されるParcoursupプラットフォームに組み込まれることになっている。12月11日から、高等教育を行う大学やその他の高等教育機関は入学に必要とされる要件や養成の特徴をもっともよく示すことができる。2018年1月22日からは高校生やその家族のみならず、高校長や学年主任、そして進路指導にあたるスタッフが生徒の進路選択に寄り添うために提供開始となるこの新しい共通基盤の成果を見ることができるだろう。
この憲章によって署名者たちがめざす目的はつぎのとおりである。
- Parcoursupプラットフォームの透明性、信頼性、可読性の要件を満たしていること、
- 養成課程、国の枠組み、そして試験における評価基準によって「期待される」目標のよりよい理解ができるよう高等教育機関に寄り添うこと、
- 各高等教育機関が求める事項を高校生やその家族が理解するよう手助けをすること、
- 高校の最終学年の学年主任に向けた情報提供活動の促進、
- 長期的視野での高校教師と高等教育教員との交流促進。