【ニュース・フランス】コネクテッドキャンパスという場所(未来への投資: A.A.P.コネクテッドキャンパスの枠組みにおいて選ばれた49の新しいプロジェクト)

 
国家教育・青少年・スポーツ大臣、高等教育・研究・イノベーション大臣、投資総局、Banque des Territoiresは、未来の投資プログラム(P.I.A.)
の「コネクテッドキャンパス」プロジェクトの第3回公募に関する49件の受賞者を発表する。

 
これらの新しいコネクテッドキャンパスにより、フランス本土やフランス領の15の地域とコミュニティは、1350万ユーロの助成金を受給する。
2020年より、この学業達成プログラム(A.A.P.)では、フランス全土から選ばれた89のコネクテッドキャンパスの高等教育への接続を促進している。

 
合計2500万ユーロの予算により2020年1月10日に始まった「コネクテッドキャンパス」プロジェクトの公募は、第3回 P.I.A. の「教育イノベーション
の領域」活動の一部である。この活動は、大学やその支部の、革新的かつ協力的で補完的な高等教育の真のサードプレイスを創出し、高等教育をすべて
の地域に根付かせる
ことを目指している。

 
大学と協力し、地域の教育長や教育関係者と連携し、地方自治体の支援を受けることで、コネクテッドキャンパスにおいては、卒業証明や認定書
を伴うような高等教育を遠隔地で受けることが可能になる。これらのコネクテッドキャンパスは、孤立地域においても真の社会的なつながり
をもった場所となる。

 
国家に代わって Banque des Territoires が運営するこのプロジェクトの公募は、3回の募集(2020年1月から2021年3月の間)により、合計80以上
のコネクテッドキャンパスを採択することを目的としている。 第3回の選考は2021年2月と3月に行われた。

 
専門の選考委員の提案により、首相は提出された76件の申請のうち49件の新しいプロジェクトを採用し、1350万ユーロの支援をすることを決定
した。これらの新しいコネクテッドキャンパスは、本土とフランス領の15の地域とコミュニティに渡っている。プロジェクトには5年間の
財政支援が行われる。
 

2020年の4月と9月に行われた最初の2回の選考で、すでに40件のプロジェクトが選定されている。 これら3回の募集によって、高等教育への
新しい形のアクセスが可能になる。89の認定されたコネクテッドキャンパスは、今後5年間で年間5000人までの学生を受け入れ、すべての地域
で展開される。これには P.I.A. の2500万ユーロの予算が当てられ、大半が25万~30万ユーロの助成金で支援される。

 
プロジェクトの公募は、地方自治体の強い関心を集め、高等教育機関から幅広い支持を受けた。地方白書に掲げられていた当初の目的は、農村部に
キャンパスの30%を開設すること
であったが、ほぼ達成された。このP.I.A.が支援する政策は、P.I.A.の財政支援という役割を超えて、異なる環境
(農村地域、山岳地域、フランス領)、あるいは強制環境(刑務所内)で続いていき、省庁間の取り組みの枠組みの中での新しい展開への道
を開くことを目的としている:領土(国家領土結束庁と共に)、拘禁中(法務省と共に)、病院(連帯保健省と共に)、国際的に(外務・国際
開発省と共に)。

 
A.A.P.「コネクテッドキャンパス」に申請し、採択された地方自治体の中には、国家領土結束庁の「地域の構造」と投資総局の「サービス施設」
の申請にも興味を示し、応募したものがある。これにより、地域の活性化に貢献する住民サービスの場を創設し、財政的支援につながる。
 

5/3


Ministère de l’Enseignement supérieur:
Investissements d’Avenir : 49 nouveaux projets sélectionnés dans le cadre de l’A.A.P. Campus connectés


地域 西欧
フランス
取組レベル 政府レベルでの取組
行政機関、組織の運営 政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 教育
社会との交流、産学官連携 地域連携