【ニュース・フランス】Horizon Europe (Horizon 2020からHorizon Europeへ:研究とイノベーションが優先)

 
私たちは時代の大きな移行に直面しているが、私たちが直面している危機から抜け出すために、フランスとヨーロッパがお互いをこれほど必要としたことは
未だかつてない。

 
Horizon 2020 プログラムは、以前の枠組みのプログラムに比べ、研究とイノベーションの関係を強化することで、大きく進化した。フランスは
2015年より飛躍し、ドイツとイギリスに次いで、Horizon 2020 プログラムの3位に位置する。

 
フランスの産業参加は欧州平均よりも高かったが、これはフランス企業が半分以上を占めているエレクトロニクスおよび航空宇宙部門の影響を強く受けた
ものである。 発表されたばかりの Horizon2020 の結果は、私たちがより参画することを奨励している。

 
2021年から2027年の研究とイノベーションのための新しい枠組みプログラムである Horizon Europe は、以前のプログラムから継続しているが、
財政力と新たなインセンティブが向上している。

 
Horizon Europe の予算は約955億ユーロで、ヨーロッパ再興計画の54億ユーロが含まれる。これは、予算が646億の Horizon 2020 プログラム
と比べて大幅な増加である(27カ国でほぼ50%増加)。また、この予算は将来の関連国の貢献からも恩恵を受けるだろう。

 
フランスの投資のおかげで、ヨーロッパでの交渉は Horizon Europe プログラムに新たな予算をもたらすこととなった。これによって、研究費
が急激に増加し、それをヨーロッパ研究評議会(E.R.C.)や革新的なイノベーションのためのヨーロッパイノベーション評議会(EIC)の卓越した
プログラムへ集中する。

 
Horizon Europeには4つの柱がある:

  • 科学的卓越性
  • 社会的課題に特に焦点を当てたグローバルな問題とヨーロッパの産業競争力
  • 革新的サービスによるヨーロッパの革新的なイノベーション
  • 市民科学とオープンサイエンスの実践について、より包括的で開かれた科学のための、ヨーロッパの研究領域の強化と参加の拡大

 
高等教育・研究・イノベーション省は、フランスがヨーロッパの研究・イノベーションの枠組みに参加するための行動計画を提案した。
これには3つの軸がある:

  • 多くの関係者がプロジェクトに参加し協調することを奨励すること
  • プロジェクトの準備、提出、実現、全ての段階で、効率的な方法で支援すること
  • プログラムの編成に対して効果的な影響戦略を確立すること

 
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Ministère de l’Enseignement supérieur:
De H2020 à Horizon Europe : priorité donnée à la recherche et à l’innovation


地域 西欧
フランス
取組レベル 国際機関レベルの取組
行政機関、組織の運営 予算・財政、政策・経営・行動計画・評価
大学・研究機関の基本的役割 研究