【ニュース・フィンランド】留学生が卒業後もフィンランドに留まる理由(1)

 
 フィンランドへの留学生のうち3/4の学部生と2/3の博士学生が学位取得後も3年以上フィンランドで引き続き生活している。

 
ユヴァスキュラ大学ヘルシンキ労働経済学研究所の研究者であるチャールズ F マティースハンヌ カルフネンによる研究は、1999年から
2011年の間にフィンランドの24の技術大学と14の大学で卒業した13,046人の留学生のサンプルを追跡したものである。

 
 彼らは、学士の74%、修士の67%、博士課程の卒業生の65%が卒業後3年フィンランドに居住していたことを明らかにした。

 
 彼らは、これは、他のスカンジナビア諸国における同様の枠組み研究における調査結果と比較すると高い:デンマーク(卒業後2年58%);
ノルウェー(学位課程開始後5年44%)、と報告した。

 
 言語の習得が難しく、気候は冬には零下20度に下がり、友人や家族を通したネットワーキングが卒業時に仕事を見つける方法であること
が多いという労働生活を持つ国であるにもかかわらず、なぜ留学生が驚くほどフィンランドに残って、仕事を見つける傾向が高いのか、彼らは
背景要因と政府の政策の組み合わせを考察した。

 
10月17日
 


<出典> University World News: What makes international students want to stay on or go?

地域 北欧・バルト三国
フィンランド、その他の国・地域
取組レベル 政府レベルでの取組
人材育成 若手研究者育成