【ニュース・ドイツ】BMBF:私たちは、デジタルで持続可能な未来を可能にする

BMBFアクションプラン「Natürlich.Digital.Nachhaltig」の提示
 
地球環境変化のための連邦政府の科学諮問委員会(Wissenschaftlicher Beirat der Bundesregierung Globale Umweltveränderungen :WBGU)の会議「デジタル化され且つ持続可能な未来の形成」は、連邦教育研究省(Bundesministerium für Bildung und Forschung:BMBF)で本日月曜日に開かれる。イベントの一環として、この会議に関するBMBFのアクションプランである „Natürlich.Digital.Nachhaltig.“が提示された。
 

教育研究大臣のThomas Rachel国務長官は次のように説明する。「明確なのは、未来がデジタルであることである。それは明確である。私たちは、将来の世代のために生きる価値のある未来を確保したいと思っている。だからこそ、私たちは人生のあらゆる分野で持続可能性を考慮しなければならない。
 
また、デジタル化と持続可能性を一貫して組み合わせる必要がある。これは広範な社会的アプローチでのみ達成できる重要なタスクである。これがまさにBMBFアクションプラン「„Natürlich.Digital.Nachhaltig.“」の目的である。私たちは、教育、基礎研究、応用研究の分野で幅広い取り組みを開始し、数多くの新しい事業を開始している。
 
気候変動は私たちにとって大きな課題である。私たちは種の保存に取り組んでおり、持続可能な都市及び農村開発を可能にしたいと考えている。これらすべての分野で、デジタル化を持続可能性の原動力にできる。その潜在能力を十分に活用すれば、例えば、脱炭素化された資源効率の高い経済、エネルギー転換、社会参加の実施に決定的な貢献をすることができる。教育と研究はこれの鍵である。持続可能に行動するには、知識と能力を要するからだ。
 
同時に、デジタル化のリスクを特定する必要がある。例えば、彼らの「電気への渇望」は、緊急性のある事項として制限されなければならない。したがって、デジタル化が推進されても気候変動が増えるわけではない。ここでは、アクションプラン’Natürlich.Digital.Nachhaltig.’がBMBFのコミットメントに強いシグナルを設定している。
 
背景
 
アクションプラン’Natürlich.Digital.Nachhaltig.’はデジタル化と持続可能性の分野におけるBMBFの現在、及び計画されている対策の三つの分野について説明している。BMBFは、3つの包括的な目標を追求する。
 

  1. 持続可能なデジタル・イノベーションの基盤を構築する。すべての年齢と教育レベルの人々の教育を促進することにより、私たちは持続可能な行動のためのスキルと能力を、そして特にデジタル化が進む世界で社会に定着させる。また、新しいデジタル分析手法やデジタル技術のセキュリティに関する基礎研究を推進している。新しい技術と持続可能なデジタル・イノベーションへの信頼は、各個人が自分の成長において保護されていると感じた場合にのみ発展する。
  2. デジタル化をより持続可能にする。デジタルおよびデジタル化されたインフラストラクチャー及びアプリケーションのエネルギーとリソースの消費を削減し、開発中にリサイクルを考慮する方法と技術を推進している。
  3. 17のサスティナビリティ目標を実現するためのデジタル・イノベーションを作成する。デジタルでサポートされるイノベーションの開発と適用により、気候と環境の保護に貢献する。持続可能な都市と循環経済を促進するためにデジタル化を活用する。私たちは、新しい形態のモビリティとエネルギー供給を可能にし、将来のヘルスケアのためのイノベーションを開発する。

 
会議「未来の形成:デジタル化され且つ持続可能な」は、地球環境変化のための連邦政府の科学諮問委員会(WBGU)及びネットワーク化された社会のための機関、ワイゼンバウム研究所(WI)によって開かれる。WBGUとWIはBMBFによって資金措置されている。
 
2019年12月16日
 
BMBF: Wir machen die digitale, nachhaltige Zukunft möglich

地域 中東欧・ロシア
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