【ニュース・ドイツ】2つの大きな研究センターの設立が前進:ザクセンのラウジッツと中部ドイツ鉱山地域の新しい展望(1)

 
最初の支援フェーズに6つのコンセプトが推薦(後述の1)-6) )

 
2つの新しい大規模研究センターは、今後数年でザクセン州ラウジッツと中部ドイツ鉱山地域に設立される予定である。これは伝統的な褐炭 の採掘
地域の構造的な変化について貢献する。大規模研究センターは、その地域の新しい経済見通しを広げる。連邦教育研究省、ザクセン州とザクセン・
アンハルト州は、最近、「知識は地域のビジョンを作る!」と題された、2段階のオープンテーマのコンテストを行った。

 
昨日、幹部で構成される展望委員会は、提出された6つの最も説得力のある提案(後述の1)-6) )を選び、コンセプトを実行可能な状態に発展させる
初めの資金助成段階のため BMBF に推薦した。コンセプトは、2つのセンターの実際の設立の前に再度評価されることになっている。

 
アンヤ・カリチェック連邦教育研究大臣は次のように説明する。

 
「『知識は地域のビジョンを作る!』の取り組みをもって、私たちは中部ドイツ鉱山地域とザクセン州ラウジッツへ、傑出した研究、高い質の雇用、
ダイナミックな経済発展、そして持続可能な構造的変化のための強い推進力を与えている。国内外へのアピールを含めた、2つの大規模研究センター
を設立するための取り組みは、急速に前進していることを私は喜ばしく思う。

 
私たちはここまで完全にスケジュール通りである。メインの研究センターは、構造的変化に影響された東部ドイツ地域の私たちの新しい見通しを作る
戦略において核となる要素である。気候変動の時代に必要とされている石炭の段階的廃止は、その地域の新しい始まりであることを意味する。

 
私たちは、素晴らしい科学研究と、知識を効果的に応用に移すことが組み合わさる場所を作りたいと思う。それらは企業を魅了し、新しいビジネス
スタートアップを生むだろう。同時に、新しい大規模研究センターは、研究とイノベーションの国としてのドイツを全体的に強化するだろう。
私はどのコンセプトが今選ばれ、究極的に遂行されていくのかを見ることにとても興味がある。」

 
ザクセン州のミヒャエル・クレッチマー首相は説明する。

 
「私たちは、石炭の地域のための新しい視点を作りたいと考えており、そして実際に作る予定である。ザクセン州ラウジッツと中部ドイツ鉱山
地域2つの大規模研究センターの設立は、大きな成功のために非常に重要な構成要素である。展望委員会の推薦で、私たちは順調に前進している。

 
すでに、どのような可能性や機会がその地域にとって重要な未来の課題となるのか、より明確かつ具体的になっている。最終決定はまだ行われて
いないが、大規模研究センターの周辺で新しい視点と給料の良い仕事が生じるであろうことはすでに明確である。最終的に、2つのザクセン地域
だけでなく、ドイツ全体が科学とイノベーションから便益を得るだろう。特に、私たちの全員のために重要な仕事を担っている展望委員会に感謝
したい。」

 
ザクセン・アンハルト州のライナー・ハーゼロフ首相は説明する。

 
「今日、展望委員会によって集められた、中部ドイツ鉱山地域における将来の大規模研究センターのプロジェクトのアイデアは、研究から産業に
移行することや、将来性のある現代的な雇用において多大な可能性を秘めている。石炭から離れる構造的な変化は、その地域や特に地域住民に
とって成功となるだろう。」展望委員会のヴォルフガング・A・ヘルマン議長は説明する。

 
「広範囲にわたる専門家の知識と経験で、展望委員会は、多くの取り組みを検証し、国内外に通用する大規模研究施設の適合性を調査した。基準の
ガイドによると、科学主導の選択プロセスは、科学的な構造の独創性だけでなく、新しいバリューチェーンの設立による地域の強化効果(経済の
ための相互作用の可能性、新しい企業の設立を含む)、ザクセン州ラウジッツ地方や、中部ドイツ鉱山地域の生活環境への波及効果、国境をこえた
連携形成、持続可能な基準における長期的な社会困難への解決策が期待されることも考慮された。

 
そのアイデアスケッチは、詳細に作り上げられ、パラダイムシフトのため説得力のあるアプローチであり科学、経済、社会のそれぞれの領域の
相乗効果を見込める。」

 
 

次へ、つづく


地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 政府レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究
社会との交流、産学官連携 産学官連携
研究支援 研究助成・ファンディング