【ニュース・ドイツ】2つの大きな研究センターの設立が前進:ザクセンのラウジッツと中部ドイツ鉱山地域の新しい展望(2)

 
背景:

 
2020年8月14日、石炭の段階的廃止に影響された石炭地域のため「石炭地域の構造強化法(StStG)」が施工された。石炭地域の新しい視点を作るため、
StStG の第17条第29項は「競争的なプロセスの基準によってヘルムホルツと同条件で、ザクセン州ラウジッツおよび中部ドイツ鉱山地域にそれぞれ
一つの大規模研究センター設立する」と定めている。

 
コンペティションは2020年11月にスタートした。昨日(7月22日)、6つの前途有望な申請(後述の1)-6) )の選択とともに初めての資金助成
フェーズが開始した。

 
6つの素案(後述の1)-6) )の著者は、アイデアを遂行する大規模研究センターのため、コンセプトを実行可能なものに改善することに6か月かけて
いる。それらは最大で50万ユーロが資金助成される予定である。コンセプトは、第三者である科学者によってレビューされる資金助成フェーズに
発展した。

 
この基準で、連邦政府とホストである州は、2022年夏にスタートアップフェーズに入る2つの最良なコンセプトへの資金拠出を決める。この3年間
のスタートアップフェーズでは、法的基盤とそれに続く制度化された資金助成が準備される。スタートアップフェーズは、必要であれば3年間拡大
される可能性がある。構造強化法から、連邦政府は、2038年まで1センターあたり最大12億5,000万ユーロ提供する予定である。

 
初期フェーズの推薦された概要(アルファベット順)

 
1)Chemresilienz(ペーター・ゼーベルガー教授、ポツダム大学): 健康、輸送、エネルギー、農業、消費財など重要な産業セクターの供給を確かな
ものにするため「Chemresilienz(中部ドイツ鉱山地域の研究工場)」は、化学製品の持続可能な循環型経済を設立すること狙う。再生可能な原料、
短い輸送経路と地域、費用効率の高く、持続可能な生産プロセスは、ドイツ化学産業の回復力を確かなものにする。一方、同時に、最も高い労働
の安全と環境的基準に従う。

 
2)CLAI_RE(ゲオルグ・トイチュ教授、ライプツィヒ大学): 気候活動とイノベーション研究エンジニアリングセンターは気象データと知識を蓄積
することを狙う。この基準では、機能的でデジタルなエコシステムの両輪が作成され、完全に新しい次元のデータ空間も作成される。CLAI_RE は、
農業、林業、水、郊外の空間、エネルギー供給、健康とモビリティーで、気候保全のためのアクションの選択肢を改善したいと考えている。

 
3)CMI(ジェンス・マイラー教授、ライプツィヒ大学):Center for Medicine Innovation(CMI)の創始者たちは、医学のデジタル化と個別化のための新しいテクノロジーに注目している。医学テクノロジーの結合によって、デジタル化と創薬、生物医学研究とオーダーメイド医療の中心部が作られる。供給とバリューチェーンは、供給の枠組みの中への新しい製品の統合を円滑に進め、加速させるエコシステムに統合される。

 
4)CMI(ジェンス・マイラー教授、ライプツィヒ大学):Center for Medicine Innovation(CMI)の創始者たちは、医学のデジタル化と個別化のための新しいテクノロジーに注目している。医学テクノロジーの結合によって、デジタル化と創薬、生物医学研究とオーダーメイド医療の中心部が作られる。供給とバリューチェーンは、供給の枠組みの中への新しい製品の統合を円滑に進め、加速させるエコシステムに統合される。

 
5)ERIS(カーステン・ドレベンシュテット教授、フライブルク大学): 欧州宇宙資源研究機関(ERIS)は、月と火星における宇宙ステーション建設
と運営のために、科学的、技術的原理を研究することを狙う。この基盤で、ERIS は、地球における社会的に重要な困難の解決策を発展させたい
と考えている。科学者の視点によると、新しい手法とテクノロジーは、宇宙と地球での、より安全で効果的かつ環境に配慮した資源の活用に貢献する
ことができる。

 
6)LAB(マンフレッド・キューバック教授、ドレスデン大学): Lausitz Art of Building(LAB)は、建設業におけるパラダイムシフトに取り組んで
いる。新しく、資源を効率的に使い、気候変動に影響を及ぼさない素材や、モジュール式に計画され、非常に柔軟性が高い、長持ちする構造によって
建設業における非常に大きな資源の消費を削減する。そのコンセプトは、材料研究、生産技術、デジタルテクノロジーにおける最新の方法を結合し、
ラウジッツは雇用を創造する欧州モデル地域として、持続可能な計画と建設のため、発展することができる。

 
2021年7月23日

 


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