ドイツ研究振興協会(Deutsche Forschungsgemeinschaft:DFG)とドイツ連邦教育研究省(Bundesministeriums für Bildung und Forschung:BMBF)がハインツ・マイヤー=ライプニッツ賞を2018年5月29日、ベルリンの授賞式で授与予定
2018年は、10名の研究者(女性5名、男性5名)が、ドイツの若手研究者にとって最も重要な賞であるハインツ・マイヤー=ライプニッツ賞を受賞することとなった。DFGとBMBFによって任命された選考委員からなる選考委員会がボンで行われ、そこで選出されたものである。5月29日に行われるベルリンでの授賞式で、受賞者にはそれぞれ20,000€の賞金が贈呈される。
ハインツ・マイヤー=ライプニッツ賞は、学術の卓越性への道を追求し続けるための評価や動機付けとして、1977年以来、極めて優れた若手研究者に毎年授与されている。1980年からは、原子物理学者でありDFG元会長であるハインツ・マイヤー=ライプニッツ氏(在任期間1973年~1979年)の名を冠している。ハインツ・マイヤー=ライプニッツ賞は、ドイツの若手研究者にとって最も重要な賞とされている。
今年の賞には、あらゆる研究分野を代表する合計140名の研究者が推薦された。選考委員会の議長を務め、数学者でもあるDFGのホッホブリュック副会長は「全候補者の業績やこれまでの経歴は大変優れており、委員会が受賞者を選考するのは非常に楽しい仕事でした。」と述べた。
2018年ハインツ・マイヤー=ライプニッツ賞受賞者は下記の通り。
- Jennifer Nina Andexer、生物化学、フライブルク大学
- Alexey Chernikov、凝縮物理学、レーゲンスブルク大学
- Sascha Fahl、コンピューターサイエンス、ライプニッツ・ハノファー大学
- Benedikt Göcke、カトリック神学、ルール大学ボーフム
- Valeska Huber、現代史、ベルリン自由大学
- Lucas Jae、機能ゲノム科学, ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン
- Benjamin Kohlmann,、英文学、フライブルク大学
- Eva C. M. Nowack、進化生物学、ハインリッヒ・ハイネ大学
- Antonia Wachter-Zeh、通信工学、ミュンヘン工科大学
- Xiaoying Zhuang、数値力学、ライプニッツ・ハノファー大学
2018年3月27日
DFG:Ten Researchers to Receive Germany’s Most Important Award for Early Career Researchers