【ニュース・ドイツ】シュタインマイヤー連邦大統領がべルビュー城にフンボルティアーナたちを招待

 
フンボルト財団(Alexander von Humboldt-Stiftung:AvH)年次総会の一環として、600人近くの研究者たちが2018年6月28日にドイツ連邦大統領の招待を受ける。
 
ブラジル、中国、米国、英国、ナイジェリア、ヨルダン、ネパールなどおよそ80か国出身の、現在AvHの支援を受けてドイツ国内で研究を行っている600人近くの外国人研究者たちは、6月27日から28日にかけてベルリンで開催される年次総会に家族同伴で招待される。AvH年次総会はフンボルティアーナ(AvHから支援を受けたことのある研究者たち)の意見交換の場となっている。
 
今回の総会のハイライトとなるのは、6月28日にベルビュー城広場で行われるシュタインマイヤー(Frank-Walter Steinmeier)連邦大統領との対面である。レセプションの前には、連邦大統領が日本人刑法学者である高山佳奈子氏にフィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞を授与する。
 
ベルリン自由大学で開催される年次総会は、AvHのパーペ(Hans-Christian Pape)会長と同大学のミュールハーン(Klaus Mühlhahn)副学長の挨拶によって始まる。2人の挨拶に続いて、国際的に有名な糖尿病専門家でありフンボルト教授でもある、ヘルムホルツ協会傘下の肥満研究センター長かつミュンヘン工科大学教授のチェップ(Matthias Tschöp)氏による基調講演が「甘くはない:私たちは糖尿病の流行を止められるのか?」というテーマで行われる。その後、フンボルティアーナたちは、ドイツでの経験について報告を行う予定である。
 
ドイツと相手国との学術的、また文化的な交流を促進するためのフンボルト同窓会賞受賞者の発表もオープニングセレモニーで行われる予定である。
 
研究者たちは年次総会が開催される2日間に、例えば互いの研究プロジェクト、ドイツあるいは互いの国での生活や研究活動について意見交換をすることが可能である。
 
2018年6月18日
 
AvH:Federal President Steinmeier to receive Humboldtians in Schloss Bellevue
 

地域 中東欧・ロシア
ドイツ
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
国際交流 国際化、研究者交流
レポート 海外センター