背景:
- 共通のルールと基準に従う分散型デジタルサービスインフラの一部として、全国教育プラットフォームのプロトタイプの開発(目標3)。
教育および学習サービスへのアクセスと統合を可能にするために、まず第一に相互互換性、セキュリティと透明性の要件を保証する基本構造を構想する必要がある。これに基づいて、技術的な実現可能性調査によって必要とされるコア機能の基本的な実現可能性を(できればプロトタイプまたは最低限
実行可能な製品の形において)証明する必要がある。 - これらの基本アーキテクチャを臨機応変かつ実践的にテストし検証するために、全国教育プラットフォームのネットワーク機能を活用したユーザー
中心のデジタルサポート教育を開発し、これらの目的に適合させる。これらは、明確に定義されたプロセスと基準を用いて、全国教育プラットフォーム
の特定の要件に適合した、既存・新規の組織横断的、方法横断的なカリキュラム、および学習の道筋を重視した教育と学習の提供が可能である
(目標1)。 - 全国教育プラットフォームは、教育者のためのコースをさらに開発し、これらのデジタルインフラを介して、ネットワークからアクセスできるように
するために使用される。デジタル教育および学習シナリオを通して、方法論的知識とすべての教育分野における教師側のデジタルリテラシーを生み出す
必要がある(目標2)。
このプロトタイプは、年末までに、技術的なコンセプトが確立され、2023年下半期までには教育プラットフォームの最初のベータ版のリリースが可能
になる見込みである。
データ主権や、それによるデータ保護に特に注意が払われている。学習者と教師は、データを自主的に管理し、それぞれの利用を決定できる必要がある。
データやパフォーマンスの記録は、変化する学習および教育の状況に応じてアクセスできるように、デジタルで安全に保管されなければいけない。
この発表で支援されるプロジェクトでは、デジタルの教育提供を通じた学習者と教師のニーズと彼ら個々の学習経路に焦点が当たる。全ての年齢層
と教育分野について、デジタルに支えられた学習シナリオの中を自由に移動することが可能になる。これらの中にはデジタルコンポーネントを組み
込んだアナログ製品も含む。
全国教育プラットフォームは、それに加えて情報、オリエンテーション、アクセス、参加を個別に提供でき、取得した能力を文書化する予定である。
それにより、デジタル教育スペースのビジョンは、デジタル世界での個々に適応可能、柔軟に接続可能な学習のために、既存および新規のデジタル教育
プラットフォームを共通の基準およびオープンなインターフェースや利用者中心のエコシステムと結びつけることを目的としている。そして、オンライン
アクセス法(OZG)のコンテクストにおいてもドイツ全土とヨーロッパが接続可能である。
この方針は、2021年4月26日に連邦官報で発表された。2021年5月25日まで、教育プラットフォームのプロトタイプ開発(目標3)のための助成申請書
が提出できる。教育および学習提供とシナリオ(目標1または2)の申請書提出は、2021年6月8日まで可能である。州立および非州立大学、大学以外の
研究機関、連盟、協会、その他の組織、および営利企業に申請資格がある。
2021年4月28日
BMBF: Karliczek: Startschuss für Aufbau einer Nationalen Bildungsplattform
地域 | 中東欧・ロシア |
国 | ドイツ |
取組レベル | 政府レベルでの取組 |
大学・研究機関の基本的役割 | 教育 |
統計、データ | 統計・データ |
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