2018年3月2日、ドイツ大学長会議(Hochschulrektorenkonferenz:HRK)のヒップラー(Horst Hippler)会長の呼びかけにより、ヨーロッパ高等首脳会議がベルリンで行われた。EUのオープン・アクセス特使として最近任命されたロバート-ヤン・スミッツ(Robert-Jan Smits)氏も、この会議に出席した。
現在、各国で大手出版社(エルゼビア、シュプリンガー・ネイチャー、ワイリー)との個別交渉が進行中であり、これに関与している大学長、資金団体、図書館員からなるチームが意見交換を行った。現行の購読予約ベースの出版システムから、完全なオープン・アクセスの「パブリッシュ&リード」システムへの移行を加速するための方針と具体的な行動について、議論が交わされた。
参加者は戦略を調整すること、交渉の進展や結果について最適な透明性を確保することに合意した。
HRKのヒップラー会長は、「オープン・アクセスへの移行が遅すぎることについて、私は非常に懸念を抱いている。学術機関と大手出版社とのパートナーシップが限界に達したことは、この会議で広く同調された。」と述べた。
2018年5月3日
HRK:European High-Level summit meeting on Open Access negotiations
【ニュース・ドイツ】オープン・アクセス交渉におけるヨーロッパ高等首脳会議
地域 | 中東欧・ロシア |
国 | ドイツ |
取組レベル | 国際機関レベルの取組 |
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