デンマークの国際プログラムに入学した留学生数の大幅な減少が記録された。デンマーク高等教育・科学省の調査によると、デンマークで学ぶ留学生の大半は、卒業後直ぐに自国に帰国している。
ビジネスアカデミーと大学における英語で修了可能なプログラムの卒業から2年後には、デンマークで働いているのはわずか5人に1人にすぎない。これを受け、この2つの教育機関の英語プログラムへの入学者の数が1,765人に相当する27.8%削減された。
Søren Pindデンマーク高等教育・科学大臣は、卒業後にデンマークに残っている学生の数が少ないことを踏まえ、受け入れ数の縮小に賛成であり、「教育制度に多額の資金を費やしているが、人々はデンマークに留まっていません。デンマーク国内で教育の恩恵を還元してもらうことが私たちの課題です。」と述べた。
一方、デンマークの外国人住民のための利益団体は、熟練した専門家は厳しい居住規則のためにスカンジナビア地域を離れることを選択することが多いと以前主張したことがある。2017年5月、デンマーク議会は、2年間で2回目の規制強化として、外国人が永住権を取得するまでの期間を8年間に延長した。
Pind大臣が主張する主な問題としては、デンマークの納税者が、卒業後自国に帰ってしまう外国人のための教育に税金を支払っていることとしている。今後、高等教育・科学省は、英語で提供される学士号及び修士号取得プログラムを卒業した学生が、卒業後どれほどデンマーク国内に留まっているのか検証する。
THE LOCAL dk:Denmark cuts students on English-language programmes
【ニュース・デンマーク】英語による国際プログラム定員数を減少
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