数校の大学はいくつかの教育課程が基準を満たしていないと公表されたことに対し高等教育委員会を非難している。この反応の主な原因は、説明が古い情報に基づいて行われたうえに、大多数の課程は必要な常勤講師が不十分というわずかに１つの高等教育委員会の基準を満たせなかったのみであったことである。
 
「高等教育委員会が我々を評価の対象としていた数年の間、教員たちは自らの研究を進めていた。」とコンケン大学（Khon Kaen University）の学長でKittichai Triratanasirichai准教授は語った。「そして今も彼らは職務遂行している。高等教育委員会は基準を満たしていない教育課程を持つ大学のリストにコンケン大学を含めるべきではない。なぜならそのようなことは誤った理解によってなされているからだ。」と語った。
 
今週の初めに、高等教育委員会は2015年度から2016年度に182の高等教育課程が高等教育委員会の基準を満たしていないと発表した。
 
プログラムのリストは機関名とともに高等教育委員会のウェブサイトにも公表された。
 
この公表を受けてラムカムヘン大学（Ramkhamhaeng University）の学長のWutisak Kapcharoensap氏は高等教育委員会に対する法的措置も辞さないとほのめかした。「損害に対して高等教育委員会に対し必要な措置をとるあるいは大学の経営陣が告訴するための法的手段を探すことを、すでに我々の大学の協議会で承認されている。」と彼は語った。
 
Wutisak氏は、講師の一部は退職し、彼の大学では、会計課が空席となったポジションを新しい講師が埋める予算を財務省が準備するのに約1年待つ必要があったと語った。「これも知らせておくべきことですが、高等教育委員会から公表されたばかりのリストは更新されていないのです」と彼は語った。「高等教育委員会から基準を満たしていないと説明されたラムカムヘン大学の40の教育課程のうち23の課程はすでに存在していない。」と彼は付け加えた。
 
ほかの6つの課程はすでに学生の募集をやめており、我々は別の課程を閉鎖する予定であるとWutisak氏は語った。
 
トゥラキット・パンディット大学の副学長のNit Pecharaksは2018年1月18日、講師数を高等教育委員会の基準と合致するよう調整する、もしくは高等教育委員会から懸念の声があがった課程を閉鎖したと語った。
 
高等教育委員会の事務局長のSupat Jampathong氏は一方で最近公表された基準を満たしていないプログラムのリストは最新の情報を基にしたものではないと認めた。
 
しかし、「我々はこのリストは2015年度から2016年度の情報をもとにしているとも説明した。」と彼は言った。「高等教育委員会は関連大学に対し早急に彼らの教育課程を改善してもらうことおよび学生がその進捗の監視を可能にすることをねらいとしてリストを公表した。」とも付け加えた。
 
ラムカムヘン大学が法的措置をほのめかしていることについて尋ねたが、その対応に関してSupat氏は怒りの感情を持ってはいなかった。「もし、情報の公開が規則に違反すると考えられるなら、辞職するつもりである」と彼は語った。
 
2018年1月19日
 
The Nation：Universities furious over ‘substandard’ ratings