マヒドン大学は医療の革新とメディカルツーリズムの促進を目指し、工学の知識を有する医学部学生を育てるために新たなプログラムを開始した。
マヒドン大学ラマティボディ病院医学部(Mahidol University Ramathibodi Hospital)のDr. Piyamitr Sritara学部長によれば、同大学の工学部とラマティボディ病院医学部は連携して新しい学部学生プログラムを提供する。
この7年間のプログラムでは、最初の3年間は基礎的な医療コースを受け、4年目に工学知識の習得と新たなイノベーション創出に専念する。最後の3年間は高度な医療コースを受けながら4年目に創出したイノベーションを目指す。
Dr. Piyamitr医学部長は以下のように述べた。
また彼らは自らの専門性をさらに磨くため、国内のみでなく海外の大学院等にも進学できるだけの専門知識を身に付けるだろう。彼らが7年間に行う研究とイノベーションの創出は大学院の応募資格を満たしうるものになるはずである。」
また、マヒドン大学工学部のJackrit Suthakorn学部長は以下のように述べた。
昨年医療目的でタイを訪問した観光客は、彼らの同行者約200万人を除き105万人となった。
Dr. Piyamitr医学部長は「このデュアルディグリープログラムは医療水準を高め、タイの経済全体にも貢献するであろう。」と語った。
このプログラムの定員は年間最大20名となる予定である。
募集はタイ大学統一入学制度(Thai University Central Admission System:TCAS)を通して行われる。
入学希望者は実践的で学術的なプロジェクトへの参加を示すポートフォリオを提出し、このプログラムに適した能力と学術的素質を持っていることを証明することが求められる。
2019年10月18日
Bangkok Post:Mahidol launches medical, engineering dual degree