【ニュース・ケニア】選挙期間中の虐待について、新たな証拠

 
ヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch:HRW)のリサーチャーは、選挙期間中に発生した虐待について67人にインタビューを実施した。67人の内訳は、被害者の親族30人、証言者27人、人権団体の活動家2人、被害者の親族を支援している援助団体職員3人、コミュニティの指導者3人、そして警察官2人である。
 
リサーチャーらは、病院の記録や遺体安置所で保管されている死体を調査し、政府の主任病理医が作成した死因に関する32本の報告書を見直した。また、ナイロビ(Nairobi)のスラムに暮らす人々にもインタビューを行った。
 
この調査に基づいて作成された報告書では、2017年の選挙期間中に発生した虐待について新たな証拠が提示された。報告書によると、この間に少なくとも23人が警察によって殺害された。そのほとんどは野党側の支持者で、昨年実施された再投票の最中とそのあとに被害に遭った。
 
2018年2月25日
 
Human Rights Watch:Kenya: Fresh Evidence of Election-Period Abuses
 

地域 中東・アフリカ
ケニア
大学・研究機関の基本的役割 教育
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