【ニュース・イギリス】2021年実施分の研究評価制度の手引きが発表

 
2019年1月31日、リサーチ・イングランド(RE:Research England)は、英国の4つの高等教育資金提供機関を代表して、次回の研究評価制度(REF:Research Excellence Framework)においてどのように研究内容を提出するかに関する英国の大学への手引書を発表した。発表記事の概要は以下のとおり。
 
これはRFFの準備の中でも重要段階である。REFは、英国の高等教育資金提供機関が英国の大学の研究の質を評価する制度であり、大学の研究を支援するために公的資金が幾ら与えられるべきかを基礎付けるものである。
 
REは、英国の4つの高等教育資金提供機関(RE、スコットランド財政会議(Scottish Funding Council、ウェールズ高等教育財政会議(Higher Education Funding Council for Wales)、北アイルランド経済省(Department for the Economy, Northern Ireland)を代表してREFの運営を行なう。
 
REFは7年ごとに実施されている。直近のものは2014年であり、次回は2021年に実施が予定されている。
 
2021年12月に予定されているREF2021の結果は、2022/2023学事年度からの英国大学への研究資金配分額を形作るために、高等教育資金提供機関によって用いられる。その中には、REがイングランドの大学に毎年配分している16億ポンドのQR(Quality-related Research)資金が含まれている。QR資金は、REF2014の結果を基にして2015年から2022年までイングランドの大学に分配されている。
 
経験のある学者からなる審査会によって行なわれる評価は、研究の公的投資に関する説明責任ももたらす。
 
1ポンド≒143円(2019年1月31日)
 
RE:UK higher education funding bodies publish final guidance and criteria for REF 2021

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