【ニュース・イギリス】2018年6月締め切りの大学進学希望者数発表

 
2018年7月12日、大学入試機関(UCAS:Universities and Colleges Admissions Service)は2018/2019学事年度の大学、カレッジ進学希望者数(6月30日締め切り)を発表した。
 
主な状況:

  • イングランドの18歳人口の内38.1%が大学入学の志願をした。これは昨年同時期に比べて0.2%の増加となる。志願率は増加したが、18歳人口全体は2.3%減少している。
  • 北アイルランドの18歳人口のうち47.6%が申請し、昨年に比べて0.1%の減少。
  • スコットランドでは32.8%で0.2%の減少。
  • ウェールズでは32.7%で0.2%の上昇。
  • 全ての年齢で見ると、英国全体での志願者は511,460人で昨年現時点に比べて3%の減少
  • イングランド:421,610人(4%減)
  • 北アイルランド:19,310人(5%減)
  • スコットランド:48,710人(1%未満の減)
  • ウェールズ:21,830人(3%減)

 

EUからの志願者数は2%上昇し、50,130人となった。EU圏外からの志願者数は記録的で、75,380人で6%の上昇であった。
 
全体として、今年は636,960人が志願しており、2017年と比べて2%減少している。
 
看護学科への申請は現在のところ48,170人(昨年の現時点と比べて9%の減少)で、その内イングランド出身者は35,260人であり、昨年の現時点から12%減少している。
 
UCASのClare Marchant会長は、大学入学資格試験の結果は7月から8月にかけて発表されるが、その結果をもって大学に志願しようとしている者は今からでも「クリアリング制度」で直接願書を出すことが可能であるし、そういったルートは年配の学生を中心に近年人気が出ていると述べた。(注:クリアリング制度は、大学からのオファーを持っていない志願者への最後の出願機会で、空きのある課程へ自由に志願できる)
 
UCAS:English 18 year olds are more likely than ever to apply to university
 

この結果についてはインディペンデント紙も7月12日に取り上げ、男女の志願者数差が前年に比べわずかに拡大したことなどが報じられた(注:女性の方が多い)。
 
INDEPENDENT:Almost 100,000 more women than men applying to UK universities as gender gap grows

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