【ニュース・イギリス】大学院卒業後の学部別就業率と収入

 
2019年6月28日、Advance HEは、教育省(Department for Education:DfE)が長期的教育成果(Longitudinal Education Outcomes:LEO)の大学院卒の成果に加え、優等学位の最上位であるFirst classを取得した英国在住者の大学、学部別の収入など高等機関関係者には興味深いデータを発表したと伝えた。
 
学科によって収入における中央値にかなりばらつきがある。特に医学、歯学の卒業生の年収の幅は9,600ポンドでビジネス管理学や法律など他の科目と比較するとかなり狭い。DfEは卒業前の所属機関・大学によって収入が影響されていることを認めている。例えば、レベルの高い大学(全体で4分の1以上に位置する)グループ1に属する高等教育機関の卒業生の平均収入は3万6,900ポンドから6万5,500ポンドだった。一方でレベルの低い大学(全体の下位4分の1に位置する)グループ3の卒業生の収入は2万2,700ポンドから2万8,300ポンドであった。
 

・参考資料:各分野の卒業5年後の収入比較。

 
線で示しているのが、収入の幅(一番左が最小の収入で、一番右が最大の収入)
帯で示しているのが、第1四分位数から第3四分位数までの幅。その中の太い縦線が、その分野での平均収入を示している。
 
Source:DfE, Graduate Outcomes (LEO): Subject by Provider, 2016 to 2017, 26 June 2019, Figure 2, p.9.
 
2019年6月28日
 
Advance HE:DfE releases updates to provider and subject level employment and earnings outcomes of UK graduates 

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イギリス
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