2023年2月21日、高等教育統計局 (Higher Education Statistics Agency: HESA)は、英国で雇用されている学術職員の数が増加していることを公開データで発表した。
2021/22学事年度では、英国の高等教育機関に雇用されている学術職員の数は4%増加し、学生数増加と一致している。EU圏の国籍を持つ学術職員の数の割合は、1%減少したが、非EU圏の国籍を持つ職員数の割合は9%増加した。英国以外の国籍を持つ学術職員の数の割合は、過去3年間32%と定着している。EU圏の国籍の職員が英国を去る一方で、非EU圏の職員の数は上昇傾向になる。
英国以外の国籍の割合が最も高い分野は、経済学・計量経済学(68%)科学工学(56%)であった。EU圏の国籍で職員数の割合が最も多い分野は、現代語学(35%)であった。HESAのデータは、英国高等教育機関における学術職員の流入と流出の情報が含まれる。総数は4%増加し、36,420人の新規職員と32,105人の離職者があった。
英国の学術職員で去っていったグループの中では、9%が海外の高等教育機関に行き、16%は英国の民間企業に就職した。英国高等教育機関への新規採用では、25%は以前は英国の大学で学生として学んでおり、25%が英国の民間企業で就業していた。同日に発表された「高等教育職員データ」では5つの要素から職員の人口統計学および雇用の特徴などの詳細が含まれている。
データ表には8年分のデータHigher Education Staff Date(外部サイト)がある。
高等教育統計局 (Higher Education Statistics Agency: HESA):Higher Education Staff Data 2021/22
地域 | 西欧 |
国 | イギリス |
取組レベル | 政府レベルでの取組 |
人材育成 | 職員の養成・確保 |
統計、データ | 統計・データ |