【ニュース・イギリス】 大学が雇用及びレベリングアップに貢献

 
2022年7月4日、英国大学協会(UUK) は英国全土の大学が、地域における大学の役割、経済成長の向上、誰もが長く生き、より充実した生活を送る機会を作るため、1週間のキャンペーン活動に参加していることを伝えた。

 
Covid-19 流行後の経済や社会の回復における大学の役割を推進する UUK の 「Getting Results」キャンペーンの一環として、政治、メディア、デジタル活動が統合されたプログラムは、大学が教育、研究、イノベーションそしてコミュニティーやビジネスパートナーを通じて政府の課題であるレベリングアップに大きな貢献を与えることを推進するものである。

 
これは、高等教育統計局(HESA)のデータで、卒業生の起業により2020/21年に1万件の新規雇用が創出されたことが明らかになった点を受けている。合計15,793件の現役大卒者のビジネスが、12か月間の間に35,637件から46,723件の雇用を作り、また、全国的に新しい製品やサービスを作り出していると推定している。

 
また、そのデータによると、英国の大学は様々な規模の企業に対して5億ポンド以上のコンサルタントを行い、3億ポンド相当の再開発プログラムに加わっていることも分かった。

 
7月4日から11日まで開催される Getting Result 週間では、レベリングアップ大学連合によるレベリングアップの実例概要を記載した大学優秀実践白書が国会で発表され、また、超党派大学グループは、大学がレベリングアップをより迅速に、さらに進める方法について討議する予定である。

 
大学によって人生をよくするものは学生だけでないことを表現した数々の映画が上映される。その中には、大学の社会事業であるパン屋に地元の人々を雇い、卒業生達は地元の生徒を指導し、大学の数学スクールは Sixth-form の学生を教え、大学で再訓練を受けた母親が精神科の看護婦となり人々を助けるという内容もある。

 


英国大学協会(UUK)Universities creating jobs and levelling


地域 西欧
イギリス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
人材育成 学生の就職