【ニュース・イギリス】チューニング計画:恵まれない環境の学生の参加率が増す

 
2022年7月2日、教育省(DfE) は、2年目に入った、学校、大学、カレッジの学生を対象に、世界150以上の都市で就労や研修の機会を提供する チューニング計画に関しての現状を発表した。計画には2万人の恵まれない環境の出身者が参加している。

 
今年で2年目を迎え、38,000人の学生、学習者、生徒が、人生を変えるような勉学や就労の機会が与えられ、うち52%が恵まれない環境の人々で、昨年より48%増加している。

 
同計画は英国にとって エラスムス+ に代わるもので、この計画に参加する学生は米国、日本、カナダ、タイ、南アフリカなどを含む世界150の都市で、学習、交換留学、産業界での研修を体験する機会を得ることになる。

 
130以上の大学、116の継続高等教育機関、70の学校が、激しい競争の申請手続きを経て、1億500万ポンド相当の助成金を受け取ることになる。

 
以前のエラスムス+からの恩恵が少なかった地域において、恵まれない環境の学生はより多くの機会が与えられ、社会的流動性の向上に役立つことになる。それらの地区は、イングランド北東部にある大学、学校やカレッジなど22の教育機関が助成金の対象として含まれている。

 
今回の発表は、英国の学生が、アイスランドから、インドネシアまで世界隅々を旅したプログラムにおける初年度の成功に基づいている。

 
今年のプロジェクトの中には、特別な教育の手だてが必要な学生支援を専門とする、オールダムの New Bridge College でデジタル技術を学ぶ学生が含まれ、学生たちは米国のシカゴに赴き、Apple 本社を訪問して今後のキャリアに対し刺激を受けた。

 
技術担当大臣である Alex Burghart 氏は、ニューカッスルの Newcastle College を訪問し、チューニング計画を利用してマルタ、北イタリアを訪れ、スポーツ業、制服のある公共サービス業、旅行、観光業、医療関係等の仕事に就くための勉強を支援する学生から話を聞いた。


教育省(DfE):
More disadvantaged students than ever will work or study around the globe through the government’s Turing scheme s


地域 西欧
イギリス
取組レベル 政府レベルでの取組
人材育成 学生の就職
社会との交流、産学官連携 産学官連携