【ニュース・イギリス】英国とドイツの大学は親密な協力を模索

 
2022年7月4日、University Business はラッセルグループと German U15 が国境を超えた協力強化の機会を広げるための委員会を設立したことを伝えた。

 
主要な研究集約大学グループであるラッセルグループは、German U15 と協定を結び、新しい協力の方法を模索することになる。

 
両グループは、国境を越えた研究提携の改善や研究提携が広い意味で政治的な影響を受けないようにするための制度を含む潜在的な戦略を模索するものである。グループは39人のメンバーで形成される。

 
このグループは、この枠組みが英国とドイツの大学間の同様の協定の基礎となることを希望している。ラッセルグループは、オーストラリアの Group 8 と同様な協定を結んでいる。2月、この2つのグループは加盟している32大学間の研究協力を模索する新しい委員会を発表している。

 
ラッセルグループの大学が懸念している主なものは、英国のホライズン・ヨーロッパへの将来に対する不透明性である。

 
University of Manchester の学長であり、ラッセルグループの会長である Dame Nancy Rothwell 教授と German U15 の会長である Jan Wöpking 氏がロンドンで共同声明に署名した。

 
共同声明では「研究、教育、イノベーションは人々に機会を作りネットゼロ、回復力のある医療システム、社会不平等など直面する主要な問題の対応で大きな役割を果たすと信じている。」

 
「政治や国境を超えた大学同士の提携は、これまで以上に重要であり、その強い信念を共有している。」

 
「最終的には、我々は長年にわたる生産的な提携を守り、実りのある多国間の提携を支援する基盤を形成できることを信じている。」としている。


University Business: UK and German Universities seek closer cooperation

Russell Group (30JUN): New plans for closer ties between UK and Ferman Universities


地域 西欧
ドイツ、イギリス
取組レベル 大学等研究機関レベルでの取組
大学・研究機関の基本的役割 研究