2020年1月27日、政府は優秀な研究者のため、以下について発表した。

• 優秀な科学者、研究者は優先的な入国を可能とする。
• 該当者の人数制限はしない。
• 高等数学分野の研究に3億ポンド投資する。

2月20日から実施される新しいファスト・トラックビザ計画は、世界の優秀な研究者や数学者に魅力的なものである。これは昨年夏の「研究・
イノベーションは政府の最優先課題である」という現首相の声明に従ったものである。

 
グローバル・タレント・ルートは現在のTier 1 (優秀人材 )に代わるもので、初めて UKリサーチ・イノベーション（UKRI）が科学研究界
のビザ申請を支援するものである。

 
そのルートは：

• UKRI が管理する新しいファスト・トラックビザの枠組みを提供する。それにより、欧州宇宙機関や日本の科学技術振興機構などから容認
  された名誉ある助成金や賞を受賞した英国を拠点としている研究プロジェクトが、全世界から研究者を募集できるようになり、高等教育、
  研究機関や公的機関に恩恵をもたらす。これにより個人によるファスト・トラックビザ申請が可能になる。

 

• マリーキュリーアクション、欧州研究会議、ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラムに申請可能なフェローシップ給費生
  の数を2倍にし、個人でもファスト・トラックビザ申請を可能にする。

 

• 扶養家族が引き続き働けるように職を探すことを認める。

 

• ルートの柔軟性を維持するため、渡英前に仕事の提示条件を保持していること、もしくは、特定の1つの職種に限定するなどの要求を申請者にしない。

 

• このルートで承認されたすべての科学者・研究者に、定住するための早期手段を提供する。

 

• 研究者やその扶養家族に対して、海外滞在が研究の一環で必要な場合、不在期間ルールを免除し、永住権申請の場合に不利になるようなことがないようにする。

この改定は科学と研究に携わる世界トップクラスの研究者たちが、直ちに渡英するための初期段階の広範な改革の一部である。

 
グローバル・タレント・ルートの改定は、今後5年間で最高の世界的知能による実験的および創造的な数理科学研究に最大3億ポンドの資金提供
を行う政府の野心的投資と方向性が合致する。

 
年間約6,000万ポンドの資金が利用可能であるため、この投資はPhDへの資金を倍増し、フェローシップと研究プロジェクトの数も同様に倍増する。
そして、英国の熟練の数学者の数を増やし、新たなアイディアを生み出せるよう研究者により自由を与える。

 
この資金により、英国は数理科学研究の最先端にとどまり、より円滑な交通網、防犯、より安全な航空旅行、より便利な電話技術から人工知能
の利用やグリーンエネルギーシステムの構築まで、現実世界の技術開発を支えることが可能になる。
 

GOV.UK：　Boost for UK science with unlimited visa offer to world’s brightest and best