【ニュース・イギリス】Pathways to Impact: UK リサーチ・イノベーションの申請過程の中枢部の改革

 
2020年1月27日、UK リサーチ・イノベーション(UKRI) は申請条件の一つである「Pathways to Impact」 の変更を発表した。UKRI の願望は、才能のある人材を支援し、研究者の能力を最大限に引き出すことに焦点を当てることで、確固たる研究やイノベーションの環境を構築することである。

 
2020年3月1日より、助成金申請において、UKRI および研究会議への申請者は「インパクトへの道筋」に関する計画書を提出したり、「(研究が与える)インパクトについての概要」を完成させたりする必要がなくなる。しかし、インパクトの定義は不可欠である。UKRI は、社会が必要とする知識を生み出す研究者と、その知識を公共の利益に転換させるイノベーターに資金を提供するために存在している。

 
「インパクトへの道筋」は過去10年以上存在してきたが、研究とイノベーションの展望は、「インパクトへの道筋」導入当時と比べて変化している
ことを UKRI は認識している。現在、助成金申請過程全体を通してインパクトは重要な考慮事項となっている。

 
社会の変化に鑑みて、どのように運営し、資金提供者としてどのような過程で効率と有効性を高める決定を審査するべきかを決定する必要がある。
そのため UKRI は申請者が申請する際に「インパクトへの道筋」の提出を要件から外すことを決定した。この変更は、2020年3月1日から有効になる。

 


UKRI: N/A


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