【ニュース・イギリス】英国、留学生の大学卒業後数年間の英国での就業を可能にする新たなビザ(Graduate route)を開始

 

2021年7月1日、内務省 及び 教育省(DfE)は、新たなビザを開始し、留学生が英国の大学を卒業した後、英国でのキャリアをスタートさせる
ことが可能となったと発表した。

 
当該ビザは、英国の大学から学位を授与された優れた留学生が、少なくとも2年間あらゆるスキルレベルにおいて、英国に滞在し、就業もしくは仕事を探す
機会を提供
する。

 
ポイント制移民システムの一部である新たな当該ビザは、世界中の最も優秀な人材を惹きつける手助けをし、英国にすでにあるスキルを補完する
ために企業が最も優秀な人材を採用できることを保証するとともに、英国がコロナ禍からより良い再建を行っている最中に経済を推進させる
手助けをする。

 
当該ビザは、英国中において適用され、イングランド、スコットランド、ウェールズ及び北アイルランドのコミュニティは、卒業後英国でキャリア
を築きたいと考えている優秀な卒業生から恩恵を受けることができる。

 
留学生は、当該ビザに申請するために、政府の移民に係る必要条件を遵守した実績を持つ英国の高等教育プロバイダーの適格な課程を修了
しなければならない。

 
当該ビザには、スポンサーはない。つまり申請者は、当該ビザを申請するために働き口を得る必要はない。最低限の給与要件や人数の上限もない。
当該ビザを取得した卒業生は、必要に応じてフレキシブルに働き、転職し、キャリアを発展させることができる。

 
もし学生が2020年に課程を開始し、コロナ禍のために英国に入国できなかった場合は、コロナ禍により猶予された期日までに入国しなければならない。
当該期日は、国家間の渡航制限のために多くの面において継続している混乱を考慮し、9月27日まで延長されている。

 
2020年秋もしくは2021年春に学習を開始した申請者は、2021年9月27日までに学生としての英国での滞在許可が必要となる。今秋もしくは来年
初めに課程を開始する学生は、2022年4月6日までに英国に滞在している必要がある。

 


内務省 及び 教育省(DfE): Graduate route for best and brightest launches


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イギリス
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