2021年5月25日、ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)は、研究者を敵対行為から守り、輸出管理規制、サイバーセキュリティ及び知的財産
の保護などのセキュリティ関連の課題についての政府の助言を提供するために、省内に新たに「Research Collaboration Advice Team (RCAT)」を
立ち上げたと発表した。
これにより、研究活動は守られるとともに国際協力は確実かつ安全に行われ、英国の研究セクターは、オープンかつ安全であり続ける。
政府は、英国の優れた科学者、研究者及び企業が、海外のパートナーと協力することで得られる莫大な恩恵を最大限に活用できるよう支援に全力で
取り組む。先月、世界で最も大きい共同研究プログラムであり、今後10年間で950億ユーロの価値がある Horizon Europe への参加を確認した。
RCAT は、英国の国家安全保障を損なおうとする人々から研究者が自身を守る手助けをする一方で、研究者が共同研究を最大限に活用できるよう
手助けをする。そのような行動がチェックされないままになると、英国は、混乱、不当な影響力、スパイ活動に対し脆弱になる可能性がある。
特に、主に敵意を持った動作主体による知的財産の盗用、悪用もしくは搾取といった科学及び研究に対する脅威は増大かつ進化し、ますます複雑化
している。
当該チームは、現在のプロジェクトもしくは提案の中にある潜在的なリスクを特定した英国の大学からの要請に対応する。アドバイザーはまた、
研究機関に積極的にアプローチするとともに、すでに提供されている助言とアドバイスをそれらの機関が実行できるよう支援も行う。
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS): Dedicated government team to protect researchers’ work from hostile activity
地域 | 西欧 |
国 | イギリス |
取組レベル | 政府レベルでの取組 |
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大学・研究機関の基本的役割 | 研究 |
国際交流 | 国際化 |
その他 | その他 |