【ニュース・イギリス】リサーチイングランド(RE)、将来の研究評価プログラムを立ち上げる

 
2021年5月19日、リサーチイングランド(RE)は、英国の4つの高等教育資金配分機関が将来の研究評価プログラムを立ち上げることを発表した。

 
当該プログラムは英国及び権限を委譲された政府の大臣及び資金配分機関からの要請により開始されている。これは、英国の高等教育の教育研究業績
を評価するためにとり得る手法を探ることを目的とした重要な取組
である。

 
高等教育セクターとの対話を通して、当該プログラムは健全で活発な研究システムはどのようなものか、いかに評価モデルをその基盤として最も良く
形成するかを理解しようとしている。

 
評価手法

 
当該プログラムは、英国の高等教育の教育研究業績の評価においてとり得る様々な手法を調査する。それは、高等教育セクターの事務負担を簡素化
かつ軽減する一方で、優れた研究成果及びインパクトの創出に重点を置くことを奨励かつ強化し、前向きな研究文化を支援することを目指す。

 
責任ある研究評価実務に沿って、当該プログラムは現行の評価システムである Research Excellence Framework (REF) 2021 について評価する。
これには COVID-19 の影響の分析とREFチームにより導入された緩和策を含む。

 
この取組に並行して、資金配分機関は、将来の評価がどのように英国の活発かつ包括的で影響力の強い評価システムを最もよく支援するかについて
理解するために、高等教育セクターと広範囲に及ぶ協議に従事する。

 
一連の予定されているイベント及び正式な文書による協議は、英国の将来の研究評価システムの大胆かつ創造的な議論を促進することを目指している。
当該プログラムの取組は2022年末までに完了する予定である。

 
国際的な諮問グループ

 
国際学術会議(ISC)の次期会長である Peter Gluckman 卿が議長となる国際的な諮問グループは、評価及び協議活動において資金配分機関に助言
するために設立される。

 
当該グループは、英国全体の研究評価の将来のためにとり得る手法の開発及び評価の支援も行う。

 
当該グループのメンバーは、必要に応じて、当該プログラムの想定及び範囲について異議を唱え、新たなアイデアについての相談役となる。

 
メンバーは、世界中から任命され、幅広い専門知識と国家的状況を代表している。

 


UKリサーチ・イノベーション(UKRI): Launch of the future research assessment programme
リサーチイングランド(RE): Future Research Assessment Programme


地域 西欧
イギリス
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