【ニュース・イギリス】UKリサーチ・イノベーション(UKRI)の2021/22会計年度予算

 
2021年5月27日、UK リサーチ・イノベーション(UKRI)は、2021/22会計年度の予算として、ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)から
79億800万ポンドが配分されたと発表した。

 
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)から資金提供を受ける政府から一定の独立性を有する非省庁公的機関(NDPB)として、UKRI の予算は、BEIS に歳出計画 及び予算で配分される研究開発費として割り当てられる全体の資金、及びそれに続く当該資金をどのように UKRI 及び他のパートナー機関に配分するべきかについての大臣の決定によって決定される。

 
BEIS の大臣は、UKRI の全体の配分及びリサーチカウンシル、主要なプログラム及びデュアルサポートのバランスについての配分を決定する。

 
BEIS は、UKRI の配分を含む、2021/22 会計年度の研究開発予算の配分の概要を発表しており、それに加え、UKRI の配分の詳細な内訳を発表する。

 
UKRI の2021会計年度予算の概要

 
UKRI のリサーチカウンシルの中核となる研究開発予算についてインフレ率を上回る増加となるとともに、Strategic Programmes(旧 National
Productivity Investment Fund: NPIF)で計画された活動を続けることが可能となっている。UKRI の予算は創設初年度の2018/19会計年度と
比べると10%伸びている。

 
英国の公的研究開発投資の総額も2020/21会計年度の132億ポンドから2021/22会計年度の149億ポンドに13%増加している。

 
UKRI は、昨会計年度である2020/21会計年度において当初84億4,700万ポンド配分された。政府はその後、World Class Labs funding scheme
を通して科学インフラをアップグレードするための単年度の投資である3億ポンドの追加予算を発表した。当該追加予算とその他の調整の結果、
2020/21会計年度の UKRI は86億6,800万ポンドであった。

 
UKRI の2021/22会計年度の配分は、2020/21会計年度予算(World Class Labs investmentを除く)より4億300万ポンド(5%)少ない。
これは主に政府開発援助(ODA)予算の2億8,400万ポンドの削減によるものである。個々のリサーチカウンシルの影響は、各リサーチカウンシルの
予算総額に占める ODA プログラムの割合によって異なる。

 


UK リサーチ・イノベーション(UKRI): UKRI receives budget allocation for the financial year 2021-22


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