2022年6月8日、University Business は、高等教育統計局(HESA) の最新の統計によると、Covid-19 の影響にも拘わらず、全般的に大学と企業の連携は「弾力的」であるということが示されたことを伝えた。
国立大学・企業センター(NCUB)は、政府は中小企業と大学との連携が減少していることを阻止しなければならないと述べている。
この警告は、高等教育統計局(Hesa)が、毎年発表する「HE Business and Community Interaction」のデータを受けて出されたものである。
NCUB は、自らを大学と企業の共通利益のための集合体であると説明しているが、2020/21年の新しいデータのほとんどは、「Covid-19 パンデミックによる混乱にもかかわらず、大学と企業のコラボレーションは回復力を保っている。」ことを示していると述べている。
2019/20学事年度から2020/21学事年度の間で、中小企業の関与は2.5%減少し、2年連続の減少傾向となった。NCUB の最高責任者である Joe Marshall 博士は、「この憂慮すべき傾向を逆転し、より良いものを構築していくために、政府に対して中小企業と大学との提携をより支援、強化することを求めている。」
「新たな資金源の導入、大学と提携するための明確でアクセスしやすいルートを開発するべきである。今こそ、政府、企業、大学の提携、研究そしてイノベーションに対して投資するべきである。」と述べた。
他の統計によると、英国の大学が企業との関わりから得た収入は、昨年と比べて1.6%増加し51億6,000万ポンドであった。
12か月間で、大学は2,087件の特許と18,396件のライセンスを取得しており、これは、それぞれ前年度比で8.8%、4.6%増加している。英国の大学は、24,000件以上の特許ポートフォリオを管理しており、2020/21学事年度には、知的財産から2億8,400万ポンドの収入を得ている。
その他の収入源は、公的資金の共同研究による18億ポンドと委託研究による14億ポンドであった。
英国の大学は194件(11%増)の新しいスピンオフ会社を登録し、卒業生は12か月間の間で16%の増加し、4,528件のスピンアウトやスタートアップ企業を設立させた。
University Business: Hesa data shows decline in university sme partnerships
NCUB: New HE-BCI survey data show varied impacts of Covid-19 on business-university interaction
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